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立浪和義のコラム

中村紀洋に似ているセの首位打者・宮崎敏郎

 

不器用そうにも見えますが、バットコントロールは繊細です/写真=井田新輔


独特の構え


 最初に見たとき、「あれ?」と思いました。

 DeNAの「五番サード」で活躍している宮崎敏郎選手です。

 打席を見て、中村紀洋君(以後は彼の愛称ノリで書かせてください)のマネをしているのかと思いました。ノリは“近鉄いてまえ打線”の中心で打ちまくり、のちには中日に移籍して私も一緒にプレーしたホームランバッターです。いまは、静岡の浜松開誠館高でコーチをしているようですね。通算404本塁打、リストを柔らかく使ったフルスイングが特徴の選手でした。

 宮崎は日本文理大からセガサミーを経て2013年入団。ドラフト6位ではありますが、背番号はイチロー選手(現マーリンズ)と同じ51をもらっています。昨年途中からスタメンの座をつかみ、今季は故障で出遅れながらも復帰後はヒットを量産し、右打者ながら3割5分前後の打率をキープしていました。7月25日時点で2位の大島洋平(中日)を2分差近く離し、打率.348で、セの首位打者の座を守っています。

 ご存じのとおり、彼の打撃フォームは・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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