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立浪和義のコラム

立浪和義コラム「イチロー選手らしい引き際」

 

最後の最後まであきらめずに戦い続けた


体の動きは健在


 3月21日、東京ドームのアスレチックス戦を最後に、マイナーズのイチロー選手が現役引退となりました。プロ野球選手、特に野手としては細身の体でありながら、日本球界以上にパワー重視のメジャー・リーグの中で45歳までプレーを続けてきた。私には想像することしかできませんが、想像を絶する練習、さらに野球の研究や節制を続けてきたのだと思います。本当にご苦労様でした。

 もちろん、イチロー選手が、このタイミングで発表するかどうかは分かりませんでしたが、昨年、マリナーズの選手登録を外れながら一軍に帯同という形になったとき、「たぶん翌年の日本開幕戦がイチロー選手の最後になるんだろうな」と思いました。

 ただ、スプリングトレーニングや今回のゲームなどの映像で久々に動きを見ていると、走塁、守備、体の動きと、まだまだできるように感じました。

 もったいないような気もしますが、引退というのは誰もが避けては通れない道です。自分がいくら続けたい、まだできると思ってもチーム方針もあります。マリナーズは世代交代の時期でもありました。日本球界に戻ってプレーしてほしいと思った人もいるかもしれませんが・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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