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立浪和義のコラム

立浪和義コラム「ドラゴンズで台頭してきた強肩捕手・加藤匠馬選手」

 

プロ5年目、売り出し中の選手だ/写真=榎本郁也


目を引くスローイング


 ドラゴンズに楽しみな選手が出てきました。2015年、青学大からドラフト5位で入団した捕手の加藤匠馬選手です。昨年まで一軍では5試合しか出場しておらず、ヒットもありませんでしたが、今季は開幕から一軍入りし、初ヒットを記録、スタメンマスクもかぶっています。

 ドラゴンズは、兼任監督もしていた谷繁元信さんが長く正捕手を務めましたが、その後は、なかなか定着する選手が出てきませんでした。何度も書いていますが、私は、センターラインは固定して戦うべきといつも思っています。キャッチャーに関しては、併用する球団も増えていますが、固定したほうが、間違いなくピッチャーも守備面も楽になります。昨年は最多出場が松井雅人選手の92試合でしたが、チームのウイークポイントの1つだなと感じていました。

 加藤選手で目を引くのは、まず肩です。地肩の強さに加え、捕ってからの速さやスローイングの正確性もあります。ソフトバンクの“甲斐キャノン”こと甲斐拓也選手とは・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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