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立浪和義のコラム

立浪和義コラム「巨人・坂本勇人選手の力と技の一発」

 

4月28日のホームラン。重心を軸足に残しての豪快なスイングだ


2016年に急成長


 巨人坂本勇人選手が好調を維持しています。5月1日、令和最初の中日戦(東京ドーム)を終え、打率.352はリーグ首位、ホームランもリーグ2位の8本となっています。

 30歳を迎えた坂本選手ですが、プロ2年目から120安打以上を続け、通算でも1748本。来年には早くも2000安打達成があるかもしれません。以前、対談をしたとき「どうせなら3085安打の張本勲さん(元巨人ほか)超えを」と言ったら「無理です」と笑っていましたが、決して夢物語の数字ではありません。

 特に急成長したのが2016年、打率.344で首位打者を獲った年だと思います。

 右打者の坂本選手は、早めに左足を大きく上げ、それを回すようにしながら間(ま)をつくり、また、その反動を使いながらスイングしていくという打法にしていました。大筋が変わったわけではないのですが、17年からは重心を下げ、スタンスを少し広くし、タイミングを取る動きを小さくしたフォームに修正し、さらに安定感を増していました。松井秀喜君(元巨人ほか)からの・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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