週刊ベースボールONLINE

立浪和義のコラム

立浪和義コラム「ルーキーの起用には我慢も必要」

 

1年目からショートのスタメンに抜てきされ、新人王、ゴールデン・グラブ賞を手にした筆者


球数制限は難しい


 今回、編集部から2つの質問をされました。

 まずは、昨年末に決まった高校生投手の球数制限についてどう思うか、です。1週間に500球ということでセンバツからスタートするようですが、試合間隔さえ空いていれば、今までとさほど変わらないと思います。

 ただ、将来的に1試合100球となったら、やはり学校によって格差は出そうですね、例えば、私の高校時代(PL学園高)のチームは野村弘樹橋本清、岩崎充宏と力を持った3投手がいたので、球数制限があっても大きな問題はなかったでしょうが、部員が少なく、エースが1人で投げ勝っているようなチームは、厳しいケースも出てくると思います。

 球数制限は、正直難しい問題だと思います。甲子園で投手を見ていて、「このままだと壊れてしまう。もう投げさせないでくれ」と思うときも確かにあります。100球とか球数ではなく、それ以下だとしても、指導者の方がしっかり選手の状態を見て判断し、故障で野球を断念しなければならないような高校生がいなくなってくれたらと、いつも思っていました。

 ただ・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング