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立浪和義コラム「A.マルティネス選手がドラゴンズの正捕手になるのか」

 

打撃に関しては意外と器用でもある/写真=松村真行


打撃以外では課題も多い


 開幕からなかなか波に乗れなかったドラゴンズの中で、キャッチャーにキューバ出身のアリエル・マルティネス選手の出番が増え始めています。今年の7月1日に育成から支配下になったばかりですが、アルモンテ選手の故障で巡ってきた一軍昇格のチャンスをうまくつかみましたね。

 外国人のキャッチャーは、過去の日本球界を見ても珍しく、私が現役時代で言えば、2000年にディンゴという選手がドラゴンズに入り、1試合だけ守ったことがありますが、パッとせず、1年で退団となりました。

 マルティネス選手の場合、肩はそれなりに強いようですが、現時点ではリード面やキャッチング面で課題を感じます。ただ、リード面に関しては、もともと一軍の主力投手の球を受けた経験が圧倒的に少ないという不利もありますし、慣れるまでは多少我慢も必要でしょう。

 また、外国人捕手ということで、少なからず言葉の問題もありますが、これからゲームで使っていくのであれば、ゲーム中の会話程度であれば何とかなるかなとは思います。

 バッティングに関しては・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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