高い身体能力を誇った藤井
遅咲きの右腕
セ、パともに激しい優勝争いが続いていますが、10月11日にはドラフト会議も控え、さらに、各球団の引退選手が次々発表される季節にもなっています。
私の古巣ドラゴンズでも、かつて一緒に戦った2人の選手が引退を表明しました。
1人は、
山井大介選手です。奈良産大から河合楽器を経て2002年に入団したピッチャーです。彼の印象は、とにかくマジメ。今回、引退を発表した日も、ナゴヤ球場で普段どおりに練習を行い、ブルペンにも入っていたと聞きました。山井選手らしいと思います。
ただ、若手時代はそのマジメさゆえにフォームを試行錯誤し、固められなかったこともありました。あとはケガですね。シーズン終盤に素晴らしいピッチングを見せ、来年こそフルシーズンやってくれるのではと思うと、早々にケガをしてしまうということが何度かありました。
そのためケガをしないコンディショニングを力を入れて行うようになり、私が引退したあと、2010年くらいから成績が安定し始めました。14年、最多勝を挙げたのは36歳のシーズンですから、遅咲きの選手と言えるでしょう。
彼について一番強烈な思い出は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン