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【センバツ】数字で見る履正社対大阪桐蔭「大阪決勝」の見どころ

 

近年は互角の戦いを繰り広げている大阪桐蔭(写真)と履正社。果たして、決勝の行方は――



 最近5年間(2012春〜16年夏)の大阪勢の甲子園出場実績を振り返ると計12回、名乗りを上げている。このうち、大阪桐蔭(7)と履正社(4)でほぼ占められ、ほかは15年夏に大阪偕星が代表となったのが唯一だ。

 センバツは12、13年、そして今春に両雄がアベック出場と、完全なる「2強時代」を築いている。

 大阪と言えば、名門・PL学園が黄金期を築いてきたが、3月29日に大阪高野連からの「脱退」が明らかとなった。15年から新入部員の募集を停止しており、昨夏の敗退時点で事実上の「休部」状態となっている。

 かつては大阪桐蔭がPL学園に、なかなか勝てない時代があった。そして履正社も大阪桐蔭の背中を追いかける勢力図となり、現在では「2強」となっている。

 さて、両者の過去10年の対戦成績は大阪桐蔭の14勝6敗(すべて府大会)。履正社は15年に春夏秋と3季連続で涙をのんだが、昨春、そして昨秋と連勝中。最近の傾向から見れば、互角と言っていい結果だ。

 史上初の「センバツ大阪決勝」が終われば、夏への戦いが始まる。説明するまでもなく、夏の大阪の代表権は1枠。2校のライバルストーリーは続いていく。

文=岡本朋祐 写真=BBM
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