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編集部コラム「Every Day BASEBALL」

メッセンジャーコラムと各新聞社とのコラボ企画は成功か!?

 

お立ち台で笑顔を見せるメッセンジャーと鳥谷



 4月14日のこと。甲子園で阪神の練習が始まった14時過ぎ、携帯が鳴った。見ると着信欄に阪神広報の名前が。

いつも簡単なメッセージなどはLINEでやりとりをしているため、電話をわざわざかけてくるとは……何か週ベで失態を犯したのか!? と恐る恐る「お世話になっております」と出た。

「いま、お話しするお時間ありますか?」と第1声。

 これはやはり失態を犯したのか? しかし、何をしたか思い出せない。変な汗が出始めたそのとき「あの〜週ベさんのメッセンジャーコラムに関して新聞記者さんたちが記事にしたいそうです。それでなぜコラムに採用したのかなどを聞きたいらしいですよ。その経緯を私がまとめてお伝えしたいので、電話をした次第です」と。

「ああ〜そうですか」と何事もなかったように平静を装いつつ安堵しながら「いやあ、それは大変うれしいことです。ぜひお願いします」と答えると「しかしですね、掲載の条件は今日の試合でメッセンジャーが広島相手に勝ったときらしんですよ」……。

 今季広島は絶好調で、開幕以降ここまで1敗しかしていない。絶好調のチームに対しての厳しい条件提示なのだが、一方でこの唯一の1敗をつけているのが開幕投手としてマウンドに上がったメッセンジャーだ。そこで、これは大丈夫だろうと大きな期待を込めて試合を見守ることにした。

 中7日で登板したメッセンジャー。肩は軽そうで真っすぐには伸びがある。しかし、広島打線は10連勝中ということもあり、簡単に空振りはしてくれない。4回までに75球を要する根比べ。その中で猛虎打線が3回に3点を奪い先制。次の4回にメッセンジャーは1点を奪われたが、7回まで113球6安打1失点の粘投で見事に勝利に貢献(4対2)。広島に今季2敗目をつけ、メッセンジャー自身も2勝目を挙げた。これで、阪神広報がまとめてくれたメッセンジャーコラムの詳細が各新聞社に送られるはずだ。

 このコラムが公開されるころには特に各スポーツ紙でメッセンジャーコラムについての記事が多少なりとも掲載されているはず。その中でなぜコラムを始めることになったのかが明らかになっているだろう。これで2回目以降も気合をいれて、コラム製作をメッセンジャーとともに行っていこうと思う。
 

※また週ベオンラインではメッセンジャー投手への質問を募集しております。下記コメント欄に投稿して下さい。

文=椎屋博幸 写真=太田裕史
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