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プロ野球デキゴトロジー/4月19日

広島・北別府学のプロ1号本塁打【1979年4月19日】

 

北別府はこの年、17勝11敗で優勝に貢献。無四球試合4はリーグ最多だった



 プロ野球の歴史の中で、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は4月19日だ。

 2017年4月4日の中日戦(ナゴヤドーム)で広島野村祐輔が今季初勝利を飾り、球団最速となる110試合目でのプロ50勝に到達した。この日、もう1つ話題になったのが、野村のバット。見事2安打を放っている。

 4月19日は、広島が2度目のリーグ優勝と初の日本一を果たした1979年、のちの200勝右腕で、都城農高からドラフト1位で入団し、4年目を迎えていた北別府学がプロ初本塁打を放った日である。

 平和台球場での巨人戦だった。先発した北別府は九番打者として5回表に、まず巨人先発・浅野啓司からレフトスタンドにプロ第1号、さらに続く6回には代わった新人の鹿取義隆から二死満塁の後、走者一掃の左中間二塁打。なんと4打点の荒稼ぎだった。“本業”のピッチングは、あまりピリッとせず、4失点しているが、6対4の完投勝利だから立派なものだ。

 試合後に「変化球には手が出ない。だから2つとも打ったのは、真っすぐです」と語っていたように、もともと決してバッティングがいいタイプではなく、この年も結局、本塁打1本、打点6だから打者での活躍はこの試合だけということになる。

写真=BBM
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