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今週の蔵出し写真館/第10回

虎を救ったデコボココンビ?/7月10日◎阪神10-1中日(倉敷)

 

7月10日の投打のヒーローはメッセンジャーと上本


 一時は首位に立ちながらも広島に抜かれ、さらに差をつけられつつある阪神。その最大の要因はエース、メッセンジャーの不振だろう。5月終了時点で6勝1敗も6月に入って失速。23日から3連敗でこの日のマウンドに上がった。

 ただ、決して本調子ではなかった。初回に1点を先制され、その後も何度もピンチを招いたが、粘りの投球を見せて7回1失点で交代。味方打線の大爆発もあって10対1の快勝で8勝目を挙げた。助っ人ながら責任感の強い選手だけに、お立ち台において笑顔で語った日本語、「ヒサシブリ、ゴメンナサイ」も本音だろう。

 この日、打の功労者が4安打、3打点の二番・上本博紀だ。試合後、2人で歓喜のハイタッチを交わすが、若干遠近感のズレが……。それもそのはず、メッセンジャーはチーム最長身の198センチ、対して上本は梅野隆太郎長坂拳弥と並ぶ173センチで、チームで一番低い。
 身長差25センチのデコボココンビが、猛虎巻き返しの狼煙を上げた。
写真=松村真行
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