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【高校野球】空前の盛り上がり!第二内野で応援を繰り広げた中央学院高

 

三塁側の第二内野席(通称・三角席)が開放され、生徒、OB関係者ら約1000人の中央学院高応援団が陣取った


 第48回明治神宮野球大会2日目(11月11日)の高校の部は、空前の盛り上がりとなった。第1試合に大阪桐蔭高と駒大苫小牧高による好カードが組まれたこともあり、早朝から観衆の出足が早かった。神宮球場のネット裏から内野席がほぼ埋まる1万6000人。同大会は「全席自由席」で、本来は「応援席スペース」である一、三塁側のスタンドにも大勢のファンがなだれ込んだ。

 第2試合の中央学院高(対明徳義塾高)は1年から3年まで約800人よる全校応援。大会本部は内野席では入れ替えが不可能と判断し、第1試合の途中から三塁の第二内野席(外野と内野の間で通称・「三角席」とも呼ばれる)を開放した(写真)。

 本来、土曜日は3限まで授業があるが、この日は野球応援のため「休講」。夏の全校応援は県大会4強以上となっているが、今秋は初優勝を遂げた関東大会でもなかった特別措置。ポカポカ陽気で、スタンドは吹奏楽部、チアリーダー、そしてサッカー部も音頭を取っての大盛り上がり(観衆1万8000人)となった。第二内野で繰り広げられる応援はめったに見らない光景であり、むしろ新鮮で良かった。

 中央学院高は明徳義塾高に惜敗(3対5)。とはいえ、応援団にとっては、春夏を通じて初出場が確実である来春のセンバツ甲子園へ向けた“予行練習”になったに違いない。

文=岡本朋祐 写真=井田新輔
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