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日本選手権大会レポート

日本選手権11日日! JABA公式サポ・成田沙耶加の熱視線!「トヨタ自動車 “幸せ”を噛み締めて野球をプレー」

 

11月2日から京セラドームで開幕した第43回社会人野球日本選手権大会。週刊ベースボールONLINEでは、日本選手権大会にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA×グラゼニ社会人野球公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は成田沙耶加さんです。

日本選手権を制覇したトヨタ自動車ナイン


過去最多の来場者数を記録


決勝戦で試合を決める一打を放った河合


 第43回社会人野球日本選手権大会は昨日(11月12日)決勝戦が行われ、トヨタ自動車が日本生命を3対1で下して3大会ぶり5度目の優勝を飾りました。

 決勝のタイムリーを放った河合完治選手は「日本一だけを見て練習を積み重ねてきた。都市対抗は悔しい思いをしたので優勝できて本当に良かった。何より応援してくださるファンや会社の方にいい話題を提供できたことがうれしいです」と話していました。

 トヨタ自動車の選手は皆、「会社あっての野球。こうして野球ができることが幸せです」「決勝に来られたということは一番長く野球ができているということ。幸せを噛み締めて野球がしたい」など「幸せ」という言葉を口にしていたのも、とても印象的でした。

今秋のドラフトでロッテから2位指名を受けた藤岡


 来年からプロ野球の世界に羽ばたく藤岡裕大選手は「常勝軍団と呼ばれるトヨタ自動車になってほしい。僕もそのために時間を見つけて応援に行きます」と来季のトヨタ自動車にエールを送っていました。

 また、惜しくも準優勝だった日本生命。

 準決勝で完封勝利を収め、決勝戦も抑えとしてマウンドに上がった阿部翔太投手は「小さいころ、京セラドームで初めて見た社会人野球が日本生命の試合でした。まさか自分が日本生命の選手になれて、ここで投げられると思ってなかった。今シーズンはケガで悔しい思いをしたので、オフと来シーズンは鍛えてシーズン中ずっと投げられる力をつけたいです」と話していました。

来季はシーズンを通してのフル回転を誓う阿部


 選手たちがそれぞれの思いで駆け抜けた今回大会は、過去最多の来場者数を記録しました。

 河合選手は社会人野球の魅力を「30歳を超えた会社員が少年のように一生懸命、白球を追いかける姿。本当に感動すると思います」と語ってくれました。

 来シーズン、また新たなメンバーで、新たな戦いが繰り広げられる社会人野球……今後も目が離せません!

PROFILE

左から成田沙耶加さん、豊島わかなさん、田中優美さん/写真=矢野寿明


なりた・さやか●1990年7月30日生まれ。山梨県出身。ニックネームは「さやくま」。野球観戦歴は家族の影響で幼少時から。趣味は料理とスポーツ観戦、特技は健康食作り。

とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん」。野球観戦歴は小学生のころから。趣味は暗記、特技は歴史に詳しいこと。

たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。野球観戦歴は高校1年生のころから。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。
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