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【FA】増井がオリックスへ!過去にFAでオリックスに移籍した選手

 

11月30日、オリックスがFA宣言していた日本ハム増井浩俊の獲得を発表した。ここでは過去、オリックスへFA移籍した選手を振り返っていく。

ダイエーからオリックスへFA移籍した村松


村松有人
ポジション:外野手
前所属:ダイエー
移籍年度:2004年
移籍前年度成績:109試合 463打数 150安打 6本塁打 57打点 32盗塁 打率.324
移籍初年度成績:108試合 459打数 147安打 6本塁打 51打点 11盗塁 打率.320

 2003年、打率3割を維持して12年間で2本だった本塁打を6本放つなど、一番打者として自己最高の成績を収めた。右鎖骨骨折で盗塁王と最多安打を逃すが驚異的な回復で日本一に貢献。同年オフ、足に負担が少ない天然芝でのプレーを望み、FAでオリックスへ移籍。移籍後は持ち味の盗塁が激減したが、最下位に低迷するチームで奮闘した。09年、トレードでソフトバンクに復帰し、10年引退。

ミンチェ
ポジション:投手
前所属:西武
移籍年度:2012年
移籍前年度成績:49試合 6勝 2敗 1S 防御率1.98
移籍初年度成績:37試合 0勝 3敗 1S 防御率5.29

 西武で2年連続クライマックスシリーズ進出に貢献した2011年オフ、FAでオリックスへ移籍。日本プロ野球では初のFA権を行使して移籍した外国人選手となった。オリックスにとって球団合併後に獲得した初のFA選手でもある。12年より、前年に国内FA権を取得したことで外国人枠が適用されず、日本人選手と同じ扱いになった。

平野恵一
ポジション:内・外野手
前所属:阪神
移籍年度:2013年
移籍前年度成績:134試合 458打数 112安打 1本塁打 24打点 打率.245
移籍初年度成績:56試合 217打数 68安打 0本塁打 14打点 打率.313

 2007年オフ、トレードでオリックスから阪神へ移籍。内外野ともにこなし、最多犠打の球団記録をマークするなど阪神のレギュラーとして活躍し、08年は新天地で復活してカムバック賞。出場機会が減少した12年オフには国内FA権を行使し、オリックスへ6年ぶりに復帰。15年限りでユニフォームを脱いだ。

山崎勝己
ポジション:捕手
前所属:ソフトバンク
移籍年度:2014年
移籍前年度成績:91試合 139打数 35安打 1本塁打 20打点 打率.252
移籍初年度成績:60試合 65打数 7安打 0本塁打 4打点 打率.108

 ソフトバンクでは2006年から一軍に定着。13年には前年に続いて開幕から細川亨と併用されたが、先発出場が42試合にとどまったことから、出場機会を求めて国内FAでオリックスに移籍した。14年は2番手捕手として60試合に出場。15年には小学生時代にバッテリーを組んでいた中島裕之(現・宏之)の入団で、約20年ぶりにふたたびチームメートとなった。

小谷野栄一
ポジション:内野手
前所属:日本ハム
移籍年度:2015年
移籍前年度成績:84試合 243打数 72安打 4本塁打 29打点 打率.296
移籍初年度成績:56試合 183打数 54安打 4本塁打 22打点 打率.295

 日本ハム時代の2009年は優勝に貢献し、10年には打率.311をマークし、109打点でタイトルも獲得した。13年に国内FA権を取得したが行使せず残留。14年は右ヒザ副じん帯損傷で2カ月間離脱、シーズン終了後に海外FA権を行使してオリックスへ移籍した。移籍1年目の15年はケガの影響から56試合、16年も50試合の出場に終わったが、今年は130試合の出場と復活した。

写真=BBM
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