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プロ野球デキゴトロジー/1月19日

メジャーへの思いは忘れ、入来祐作が日本ハム入団【2004年1月19日】

 

中央が入来


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は1月19日だ。

 2001年に13勝を挙げた巨人入来祐作。小柄ながら闘志を前面に出した攻めるピッチングと浮かび上がるように見える速球が持ち味の右腕だ。しかし03年は故障で一軍登板がなし。そのオフ、当時の球団が認めていなかった代理人交渉を求め、大もめに。結局、追い出されるかのように井出竜也とのトレードで日本ハム入りが決まったが、そこではポスティングで2年先のメジャー移籍を要求したという。

 2004年1月19日、札幌ドーム内の日本ハム球団事務所で入来の入団会見。年俸7000万円プラス出来高2000万円(推定)での2年契約だった。背番号は49。

「いまはアメリカでやりたいという気持ちはあまり頭の中にはない。北海道のファンのみなさんと一緒になって優勝し、日本シリーズに出たい」と入来。来季の目標を尋ねられ、「150イニング以上投げ、防御率3.50以内の数字を残したい。去年1年投げていないので心配する人もいるでしょうが、大丈夫です」ときっぱり言い切った。

 04年は2勝止まりだったが、翌05年は150イニング3分の2を投げ、6勝、防御率3.35と目標数字をクリアし、そのオフ、ポスティングで米球界へ移籍もメジャー登板はなかった。

写真=BBM
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