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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説52】ゲン担ぎでウサギの尻尾をポケットに入れていた紋次郎【助っ人トンデモ話】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

カークランド[1968―73阪神/外野手]



 チューイングガム代わりなのか、いつも爪楊枝をくわていたのが、阪神のカークランド。当時のベストセラー時代小説でドラマにもなった『木枯らし紋次郎』の主人公も爪楊枝をくわえていたので、「紋次郎」と呼ばれたりもしている。ゲンを担ぐタイプらしく、いつも腰に幸運を呼ぶというお守り「ウサギの尻尾」をぶらさげていた。

 明るい性格でファンサービスに熱心。子どもたちにせがまれ、巨人王貞治長嶋茂雄のスイングのマネをコミカルにやることもあった。守備に就くとき、フェンス際で手を伸ばし、ファンとハイタッチしながら回ることもあったが「カミソリを持っていたら危ない」と球団に禁止されたらしい。

 さて、野球のほうであるが、来日時、ピークは過ぎていたが、それでも1年目は37本塁打。四番も打った。

写真=BBM
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