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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説53】怪物&野球博士と言われた男はなぜポロシャツで打席に向かったのか【助っ人トンデモ話】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

スペンサー[1964―68、71―72阪急/内野手]



 圧倒的なパワー、豪快な殺人スライディングで“怪人”の異名があった阪急・スペンサー。内野のフォーメーションをはじめ、野球に関するさまざまな知識を豊富に持ち、また相手投手のクセ、サイン盗みにも優れ、日本の選手にも惜しみなく指導したことから“野球博士”の異名も取った。

 ただ、プライドが高く、短気。敬遠攻めに怒り、バットを持たずに打席に入った逸話は有名だ。当時の西本幸雄監督とも、よく衝突していた。

 1968年8月14日の南海戦では試合中にポロシャツ、短パン姿でグラウンドに出てバットを振り始めたことがある。西本監督に偵察メンバーに使われ、打席に立つことなく交代させられたことに怒り、試合途中で帰ろうとしたのだが、バットケースにバットを取りに来たついでに嫌がらせをしたらしい。

写真=BBM
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