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プロ野球デキゴトロジー/2月21日

大沢親分、3度目の“初采配”は雨で順延【1993年2月21日】

 

この93年、大沢日本ハムは旋風を巻き起こすこととなる


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は2月21日だ。

 1993年、球団常務だった還暦の大沢啓二が日本ハムで3度目の監督就任。やる気はなかったのだが、新監督選びが難航し、時間切れとなってしまったためだったと言われる。

 同年2月21日は球団創設20周年を記念し、これまでのオレンジ色を基調にしたものから、81年、大沢監督の下、リーグ優勝した当時のタテジマを復活させたユニフォームを沖縄・名護で発表した日だ。ファンへのお披露目は3月14日西武とのオープン戦(東京ドーム)予定。同時にペットマーク、キャラクターも一新されることになり、デザイン費は総額1000万円だったらしい。

 また、同日、実は大沢監督が初めて対外試合で指揮を執る横浜との初のオープン戦が予定されていたのだが、雨で中止。

「まあ、新監督と言ってもワシはまるっきり初めてとは違うからな」と大沢監督。集まったお客さんのために故障で練習メニューから外れていた5選手に即席サイン会をさせ、ファンサービスに努めていた。

写真=BBM
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