週刊ベースボールONLINE

プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説64】芸術用語になるくらい三振しまくった男【助っ人トンデモ話】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

トマソン[1981−82巨人/外野手]


巨人・トマソン


 難しい話はよく分からないが、赤瀬川原平氏らが発見した芸術上の概念を「超芸術トマソン」と呼ぶらしい。芸術ではないが存在が芸術のようであり、その役の立たなさが芸術以上に芸術らしい物を「超芸術」と呼び、その中で不動産に属するものをトマソンと呼ぶということらしい。

 これは1981年にドジャースから巨人に入団し、同年リーグ最多の132三振をマークしたゲーリー・トマソンの三振からインスパイアされ、その概念の名前にしたという。要は、まったく意味のない空振りでありながら、何か意味があるように思えてしまうほど、見事な空振りということだろう。

 トマソンは1年目こそ打率.261、20本塁打とギリギリ及第点の数字だったが、2年目は大不振と藤田元司監督との確執もあり、退団となった。

写真=BBM
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング