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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説65】遠視の悪化で退団に追い込まれたスーパーマリオ【助っ人トンデモ話】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

ポンセ[1986−91大洋/外野手]


大洋・ポンセ


 1986年に入団し、87年が打点王、88年が本塁打王&打点王と、長打力と勝負強さでチームに貢献した大洋のポンセ。陽気な性格と人気ゲームのキャラクターに似ていることから「スーパーマリオ」、あるいは「マリオ」と呼ばれ、1年目は同じくヒゲをたくわえた新外国人のローマンと「スーパーマリオブラザーズ」と言われたこともある。

 しかし2冠の翌年、89年には遠視の影響もあって開幕から大不振。矯正するため、レノマ製の大きなメガネをつけて打席に立ったが、打率.264、24本塁打と、最後まで納得する数字は残せなかった。翌90年は15試合の出場に終わり、同年限りで退団している。

 なお11歳のときからの幼なじみという夫人には頭が上がらず、打てないときは食事を作ってもらえなかいから宅配のピザばかり食べていたらしい。

写真=BBM
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