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プロ野球デキゴトロジー/3月6日

因縁対決第一幕は1対1の引き分け【2005年3月6日】

 

かつての同僚・後藤光尊相手に激しいスライディングを見せた大島公一


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか紹介していく。今回は3月6日だ。

 球界再編問題で誕生した楽天、そして同時期、近鉄を吸収し誕生したオリックス・バファローズ。まったく別のチームではあるが、いずれもほぼ旧オリックス、旧近鉄の混成軍だ。

 2005年3月6日、スカイマークスタジアムで、オープン戦ながら、この両軍が初対決。スタンドでは両軍のファンに加え、近鉄バファローズの球団旗も打ち振られていた。

 試合は1対1で仲良く(?)引き分け。楽天が旧近鉄の藤井彰人のタイムリーで先制すれば、オリックスは新外国人ブランボーのソロで同点。そのまま9回終了で、因縁対決は規定により引き分けとなった。

 両チームに多くの教え子を持つオリックスの仰木彬監督は「勝敗は4月8日の公式戦まで持越しでええやん」と笑顔だった。合併の負に触れまいとする仰木監督の気持ちは分かる。その難しい地位にあえて座った男気も分かる。ただ、スタンドのファンの心境は、そこまで割り切れてはいなかった……。

写真=松村真行
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