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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説81】お茶の間をあ然とさせる大立ち回りを演じたスラッガー【助っ人トンデモ話】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

デービス[1984−88途 近鉄/内野手]



「助っ人」と言えば欠かせない(?)のが乱闘だ。球史に残る乱闘劇は1986年6月13日に西武球場で起きた。

 6回表、「ケンカ投法」と呼ばれたNPB通算最多の165死球の記録を持つ東尾修(西武)のシュートがデービス(近鉄)のヒジを直撃。激高したデービスはマウンドにダッシュし、東尾をつかみ左側頭部に右ストレート。その後もパンチを3発、キックと続けた。

「東尾はコントロールのいい投手。狙って当てた」

 この日は珍しく、パ・リーグのナイターが全国ネットで放送されていただけに、お茶の間もあ然とする大立ち回りとなった。両軍ベンチからナインが飛び出した。その中から助け出された東尾の左目下にはアザが残り、右足を引きずりながらベンチへ。だが、「ここで降板したらカッコ悪い」と123球を投げ、9安打4失点で完投勝利を挙げた。

 デービスには出場停止10日間、罰金10万円が課されたが、東尾の内角を突く投球を批判する声もあった。デービスは感情の起伏が激しいと以前から言われていた。2年後、自宅で大麻の不法所持で現行犯逮捕され、解雇された。

写真=BBM
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