英明・黒河竜司[投手/2年]
英明・黒河竜司
明徳義塾との四国大会決勝。直後に明治神宮大会を制した強敵を相手に8回まで無失点の快投を続けながら、1対0で迎えた9回に3安打で2点を失い逆転負け。プロ注目の相手右腕・
市川悠太と投げ合ったエース・黒河竜司は「悔しい」と唇をかみ、「大事な場面で失投が出ないように、冬場は一から体を鍛え直したい」とレベルアップを誓った。
130キロ台後半の直球は伸びがあり、内外角を投げ分ける制球力も十分。得意の変化球は「フォーク」だ。好きなプロ野球選手に
ソフトバンク・
千賀滉大の名を挙げ、その“お化けフォーク”を目標にキレと落差に磨きをかけてきた。
昨秋は県大会から四国大会まで全8試合を1人で投げ抜いた。疲れ知らずの鉄腕ぶりは香川智彦監督やチームメートから絶大な信頼を集める。
「全国の強豪を相手に、自分がどれだけ通用するか楽しみ」
2年生エースは宝刀フォークをひっさげ、あこがれの甲子園のマウンドで強打者に立ち向かう。
写真=BBM