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2018センバツ

センバツ/由利工高・佐藤亜蓮「甲子園をステップに全国に名を轟かせる21世紀枠校のエース」【春のキーマン】

 

由利工・佐藤亜蓮[投手/3年]


由利工・佐藤亜


「ただ速いだけでは打たれる」

 中学時代から真っすぐに対する意識は高かった。キャッチボールの段階から山なりではなく、低い軌道のボールを投げていた。

 高校入学後、10キロ体重が増えたのに比例し、そのストレートの最速は132キロから10キロ増。縦横2種類のスライダーを決め球にすることもあるが、機軸はむろんストレートだ。

 昨秋の東北大会後、ストレートに対する考え方が変わった。

「質を高めることも大事ですが、それだけでは勝てる投手にはなれない、と。プロでも勝てる投手は真っすぐと同じ腕の振りで変化球を投げるなど、直球を生かす投球ができます。組み立てを含めた投手の総合力をつけたい、と思っています」

 その一方で「それが僕のスタイル」と、強気に攻める姿勢は変えるつもりはない。

 亜蓮の名は由利工OBの父・三男さんが命名。出張などで海外へ行く機会が多く、ワールドワイドで通用する名前をというのが由来。甲子園をステップに全国にその名をとどろかす投球を見せる。

写真=BBM
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