智弁和歌山・東妻純平[捕手/2年]
捕手転向1年目の2年生が、昨秋の快進撃を支えた。東妻(あずま)純平は、今春も智弁和歌山の浮沈のカギを握る。
中学時代に所属した紀州ボーイズでは遊撃手としてプレーした。プロ注目の最速152キロ右腕で、日体大でプレーする実兄・勇輔にも劣らない強肩が武器。高校へ入学する前にその強肩を買われて捕手に転向を告げられた。
経験がものを言うポジションだが、
中谷仁コーチが「意識が高い」と評価するほどの姿勢で成長を遂げてきた。
「主役は投手。捕手は裏方。投手をどれだけ活躍させられるかだと思っている」
プレー以外でも献身的な姿勢で投手を支えてきた。
兄・勇輔は昨秋の明治神宮大会で日体大の優勝に貢献した。
「あんな舞台で活躍してすごいな、と思った。僕も頑張りたい」
5学年上の兄とはケンカをしたことがないほど仲良しで、人としても尊敬する存在だ。将来はプロでバッテリーを組むことが目標。夢の実現へ向けて、聖地で大暴れする。
写真=BBM