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2018センバツ

センバツ/下関国際高・鶴田克樹「投打でチームの中心を担う男」【春のキーマン】

 

下関国際高・鶴田克樹[投手/3年]


下関国際高・鶴田克樹


 昨夏に引き続き、新チームでもエース兼四番を担う鶴田克樹。昨秋の公式戦での打率は.350と好調をキープ。秋からは重みのある140キロを超えるストレートを武器にエースナンバーを背負い、投打でチームをセンバツに導いた。

 県1で中国大会へ。鶴田は準決勝までの3試合を一人で投げ抜き、被安打14、失点1。決勝は初回に5点を先制し、一時9点差をつけるなど主導権を握った。しかし連投の疲れから6回以降、毎回失点し、9回に追いつかれて降板。延長10回サヨナラ負けを「終盤にスタミナが切れ、球が抜けた」と悔やんだ。

 投打の中心を担う鶴田だが、1年生時の公式戦出場はなかった。冬場に毎日1升の米を食べ、2000回の素振りで力をつけた。努力が認められ、2年生の春から公式戦で四番を任された。

 努力を重ねて成長を遂げた鶴田にとって、中国大会の敗戦は、次の飛躍への糧になる。「苦しい展開での悔しい負け方は大事な収穫だった。最後まで投げ抜く体力と精神力をつけたい」と誓ったが、甲子園で成長ぶりを見せつける。

写真=BBM
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