週刊ベースボール編集部が熱戦の続くプロ野球で週間MIP、ベストナインを選出。今週は4月3日から4月8日の期間だ。 圧巻の安定感! 中5日で2勝目
週間MIP「阪神・メッセンジャー」
圧巻の安定感だった。3月30日、外国人投手としては史上初の4年連続開幕投手として勝利投手になった来日9年目、37歳のメッセンジャーだ。
中5日でマウンドに上がった5日の
DeNA戦(横浜)では緩急を使った好投を見せ、8回無失点、11奪三振無四球で今季2勝目を飾り、「いいスタートを切れた。いい仕事ができたと思うよ」と笑顔を見せた。
完封ペースだったが、球数を考慮しての交代(96球)。阪神の先発投手が開幕2カード以内で2勝を挙げたのは、1990年の
中西清起以来となる。
セ・リーグ週間ベストナイン
[投手]メッセンジャー(阪神)
期間内/1試合 1勝 0敗 0S 防御率0.00
※中5日の登板で8回を危なげなく無失点で2勝目。
[捕手]
中村悠平(
ヤクルト)
期間内/21打数 5安打 0本塁打 3打点 0盗塁 打率.238
※打撃ではG小林が勝るが好調チームのリード評価。
[一塁手]
ビシエド(
中日)
期間内/23打数 7安打 0本塁打 1打点 0盗塁 打率.304
※得点圏打率.111はかなり物足りないがマルチ3回で打率は維持。
[二塁手]
菊池涼介(
広島)
期間内/25打数 7安打 1本塁打 1打点 2盗塁 打率.280
※5日の1号は結果的には決勝弾。盗塁も2と元気。
[三塁手]
西浦直亨(ヤクルト)
期間内/10打数 8安打 1本塁打 5打点 0盗塁 打率.800
※死球を受け離脱の
川端慎吾に代わり打撃爆発。
[遊撃手]
坂本勇人(
巨人)
期間内/26打数 9安打 0本塁打 5打点 1盗塁 打率.346
※3日のD戦では4安打。勝負強さもよみがえってきた。
[左翼手]
バレンティン(ヤクルト)
期間内/22打数 7安打 3本塁打 10打点 0盗塁 打率.318
※走塁も積極的。完全復活の予感あり。
[中堅手]
青木宣親(ヤクルト)
期間内/23打数 8安打 0本塁打 5打点 0盗塁 打率.348
※マルチ3回と好調。4日のC戦ではお立ち台で「ただいま!」。
[右翼手]
平田良介(中日)
期間内/24打数 11安打 0本塁打 2打点 0盗塁 打率.458
※期間中全試合安打で5日からは4戦連続マルチ。
パ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
マルティネス(
日本ハム)
期間内/1試合 1勝 0敗 0S 防御率0.00
※エラー絡みで2失点も両リーグで唯一完投勝ち。
[捕手]
田村龍弘(
ロッテ)
期間内/18打数 6安打 0本塁打 4打点 0盗塁 打率.333
※打撃は好調を維持。8日は攻守でミスまみれもV打で挽回。
[一塁手]
山川穂高(
西武)
期間内/15打数 7安打 2本塁打 5打点 0盗塁 打率.467
※連勝チームの四番に座り打ちまくる。長打率は驚異の1.067。
[二塁手]
中村奨吾(ロッテ)
期間内/23打数 7安打 1本塁打 3打点 2盗塁 打率.304
※コンスタントにヒット量産。ただ、2盗塁はいいが3失敗は……。
[三塁手]
レアード(日本ハム)
期間内/22打数 8安打 2本塁打 4打点 0盗塁 打率.364
※6、7日と東京Dで連弾。警戒され6四球で出塁率.500。
[遊撃手]
中島卓也(日本ハム)
期間内/17打数 5安打 0本塁打 0打点 1盗塁 打率.294
※持ち前の粘りの打撃で出塁率は.429。
[左翼手]
近藤健介(日本ハム)
期間内/22打数 11安打 0本塁打 3打点 0盗塁 打率.500
※驚異のヒット量産は止まらず。四球6で出塁率は.607。
[中堅手]
秋山翔吾(西武)
期間内/19打数 7安打 0本塁打 1打点 2盗塁 打率.368
※好調チームの斬り込み隊長。守備での貢献も大。
[右翼手]
上林誠知(
ソフトバンク)
期間内/16打数 8安打 1本塁打 4打点 0盗塁 打率.500
※開幕から全試合安打と好調維持。モンスター覚醒か。
[DH]
森友哉(西武)
期間内/19打数 6安打 1本塁打 2打点 1盗塁 打率.316
※打撃好調。捕手でも奮闘中だが、今回はDHで選定した。
写真=BBM