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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説111】徹夜で飲んだ後、中央分離帯で素振りをしていた栗橋茂【爆笑&小ネタスペシャル】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

よく遊び、よく練習を


近鉄・栗橋茂


 よく遊び、よく練習を日々実践していたのが、1974年近鉄に入団した栗橋茂だ。

「毎日、朝まで飲んで、野球をやっていました。昔の人がそうやってたってよく言うでしょ。だから、負けるもんかって(笑)。マジメに真っすぐ帰ると打てないんで、遊びに行くしかないって思っていました」

 ただ、練習をしなかったわけではない。それどころか、自分でも減らさなきゃと思うくらい必死にやった。遠征先で飲んで朝に帰って来て、ホテルの前の道路の中央分離帯で素振りをしたこともある。

 栗橋には、あの西本幸雄監督を怒鳴りつけたという伝説もある。走塁で「手抜きしやがって」と怒鳴られ、「してません」。これを5回くらい繰り返し、「してねえって言ってるだろ、コラ!」と言ってしまったのだ。

 すぐ周囲から羽交い締め。絶対、手抜きができないのが栗橋のスタイルでもあったのだ。

写真=BBM
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