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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説117】ボールを捕手に素手でつかまれた遅球王・星野伸之【爆笑&小ネタスペシャル】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

体感速度は速かった


球の出どころが見えにくい独特のフォームだった


 ストレートのマックスは135キロ程度ながら、球の出どころが見えにくい独特のフォーム、球のキレ、そして緩急を使って真っ向勝負で2041の奪三振を積み上げた星野伸之オリックスほか)。

 スピードガンはともかく、体感の速度では「星野のストレートは速かった」という打者はかなり多い。球種はストレートとカーブ、フォーク。ストレートとカーブは球速を変えてバリエーションを増やしていったという。

 彼には少しショックだった事件がある。1990年9月20日、日本ハム戦だった。先発の星野が田中幸雄に投じたカーブがすっぽ抜け、外角に外れた。それを捕手の中嶋聡がミットではなく、右手でひょいとつかんでしまったのだ。

「すいません。ミットを動かしたけど届きませんでした」とひたすら謝る中嶋だが、両軍ベンチだけでなく、審判も笑いをもらす珍シーンになってしまった。

写真=BBM
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