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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説119】ドラフト会議で紅白のふんどしをはいていた佐々木恭介監督【爆笑&小ネタスペシャル】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

思い立って突然、朝……


左端で「ヨッシャー」


 1995年のドラフト会議の目玉は、PL学園高のスラッガー、福留孝介。本人は「巨人中日以外は社会人」と明言していたが、最終的には高校生では史上最多7球団が1位で競合した。交渉権を獲得したのは、近鉄の新監督・佐々木恭介だ。

 この日、佐々木は球団が箕面の勝尾寺でおはらいをした紅白のふんどしをはいていた。本当は「縁起物だから持っていてください」と言われただけだが、朝、突然、思い立ってつけてみたという。

 ご利益があってか交渉権を手にし、思わず出た「ヨッシャー!」の声も話題になったが、このとき球団スカウト部長は、下を向いてため息をついたという。いかに交渉が難しいか分かっていたからだ。

 結局、佐々木が生まれて初めて男に書いた“ラブレター”のかいもなく、福留は拒否し、日本生命に入社した。その後、中日に入団。2002年にはコーチとなった佐々木と師弟関係になっている。

写真=BBM
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