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プロ野球仰天伝説

ジャイアント馬場、ジャンボ尾崎。華麗なる転向組の野球時代/プロ野球仰天伝説125

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

もし他チームに入団していたら……



 球界を離れ、他ジャンルで活躍している人は多いが、大物で、しかも現役当時のイメージを引っ張っていないとなると、そういない。数少ない中でも傑出しているのが、プロレスラーのジャイアント馬場(故人)、プロゴルファーのジャンボ尾崎だろう。

 ジャイアント馬場、本名・馬場正平は1955年に巨人へ入団した投手。一軍登板は57年の3試合のみだが、二軍ではエースクラスの活躍をしている。しかし59年限りで解雇。60年は大洋のテストを受け合格したが、風呂場で転倒し、左ヒジなどを負傷したことで断念。プロレスラーに転向した。

 ジャンボ尾崎。本名・尾崎正司(現・将司)。64年センバツでエースとして海南高を優勝に導く。65年西鉄入団。同期に池永正明がいたことで、「あいつに野球では勝てん」とゴルフの世界へ。2人とも、もし他チームに入団していたら、もう少し長く球団にいたかもいれない。

写真=BBM
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