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プロ野球仰天伝説

現役時代から副業に熱心だった板東英二/プロ野球仰天伝説127

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

朝からすべての店を回り……



 いまでは、タレントの板東英二が元プロ野球選手だったことを知らない人も多いのかもしれない。しかも、それなりの結果も出している。

 徳島商高時代には延長18回、さらに再試合も一人で投げ抜き、注目された右腕。1959年に中日入りし、当初は先発、途中からは抑えに回り、64年からは4年連続50試合以上登板。通算では435試合に登板し、77勝65敗だった。69年限りで引退してから野球解説者、タレントの道を歩んだ。

 板東らしいのは、現役中もさまざまな副業に手を出していたことだ。サウナ、ナイトクラブ、牛乳店、料理店、雀荘などを経営し、性格もあって(?)、朝からすべての店を回り、ほかにも儲かりそうと思えば何でもひとまずやった(失敗も多かったらしい)。

 必然的に試合のときは2時間前に球場入り。合間にいろいろ電話をかけ、練習はほとんどできなかったとか。

写真=BBM
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