週刊ベースボール編集部が熱戦の続くプロ野球で週間MIP、ベストナインを選出。今週は4月24日から4月29日の期間だ。 ついに完全復活! 被安打2で完封勝利
週間MIP「巨人・菅野智之(投手)」
2017年、無敵のピッチングを見せた絶対的エースが、今季はまさかの連敗スタート。それでもその後は8回1失点、9回2失点完投と徐々に本来の自分の姿を取り戻す。迎えた4月28日
ヤクルト戦(東京ドーム)。先発した菅野は被安打2、無四球で危なげないピッチングで完封勝利を飾った。
1球1球を見ると、まだまだ100パーセントではないが、マウンドにいたのは、間違いなく、エースだった。
「調子はまだまだ上がる。もっと上がると信じて投げ続けたいです」
現状に満足せず、しっかり前を見据えていた。
セ・リーグ週間ベストナイン
[投手]菅野智之(巨人)
期間内/1試合 1勝 0敗 0S 防御率0.00
※開幕から連敗も調子上げ、20日に続き完投で今度は完封。
[捕手]
小林誠司(巨人)2回目
期間内/14打数 4安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率.286
※打は相変わらず好調。守でも連勝のキーマンに。
[一塁手]
岡本和真(巨人)2回目
期間内/16打数 7安打 1本塁打 3打点 0盗塁 打率.438
※8打点のDBロペスもいたが3四球、出塁率.526も評価。
[二塁手]
菊池涼介(
広島)4回目
期間内/22打数 9安打 0本塁打 5打点 0盗塁 打率.409
※打撃好調で勝負強さも光る。守備は変わらず別格の存在。
[三塁手]
マギー(巨人)
期間内/14打数 7安打 1本塁打 5打点 0盗塁 打率.500
※5四球で出塁率.632、得点圏打率も.600とすさまじかった。
[遊撃手]
田中広輔(広島)2回目
期間内/17打数 7安打 1本塁打 3打点 3盗塁 打率.412
※攻守走でチームを引っ張る。得点圏打率は10割。
[左翼手]
ゲレーロ(巨人)2回目
期間内/15打数 6安打 1本塁打 7打点 0盗塁 打率.400
※4試合で7打点と荒稼ぎ。25日は3打席連続適時打。
[中堅手]
長野久義(巨人)
期間内/6打数 3安打 0本塁打 2打点 0盗塁 打率.500
※ようやく打撃は上向きに。5四球選び出塁率は.727。
[右翼手]
亀井善行(巨人)2回目
期間内/13打数 5安打 0本塁打 4打点 0盗塁 打率.385
※25日はスタメンで3安打2打点。29日は代打でV打のベテラン。
パ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
涌井秀章(
ロッテ)
期間内/1試合 1勝 0敗 0S 防御率0.00
※26日E戦で1対0の展開で完封勝利。エースの貫録。
[捕手]
清水優心(
日本ハム)
期間内/12打数 1安打 0本塁打 2打点 0盗塁 打率.083
※打率は低いが懸命のリード評価。唯一の安打は貴重な適時打。
[一塁手]
山川穂高(
西武)3回目
期間内/14打数 6安打 4本塁打 12打点 0盗塁 打率.429
※猛打が止まらない。好調西武特急の象徴だ。
[二塁手]
浅村栄斗(西武)3回目
期間内/17打数 8安打 1本塁打 9打点 0盗塁 打率.471
※28日には4打数4安打。山川に負けじと打点稼ぐ。
[三塁手]
松田宣浩(
ソフトバンク)
期間内/14打数 4安打 2本塁打 6打点 0盗塁 打率.286
※徐々に復調の兆し。29日Bs戦では先制2ラン。
[遊撃手]
藤岡裕大(ロッテ)
期間内/16打数 7安打 0本塁打 4打点 0盗塁 打率.438
※29日F戦は逆転V打。二塁打2、三塁打1も光る新人。
[左翼手]
大田泰示(日本ハム)
期間内/23打数 9安打 4本塁打 7打点 0盗塁 打率.391
※28日の2打席連続弾を含め、期間内4本塁打と打ちまくった。
[中堅手]
秋山翔吾(西武)3回目
期間内/16打数 6安打 0本塁打 2打点 0盗塁 打率.37
※脅威の一番打者は相変わらずの安定感。
[右翼手]
近藤健介(日本ハム)2回目
期間内/13打数 6安打 0本塁打 1打点 1盗塁 打率.462
※夢の打率4割に向け、順調だったが故障の具合が心配。
[DH]アルシア(日本ハム)
期間内/20打数 7安打 1本塁打 2打点 0盗塁 打率.350
※期間内全試合安打。28日M戦では特大の場外弾も。
写真=BBM