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プロ野球仰天伝説

長嶋茂雄への引き継ぎのため大洋監督を引き受けた関根潤三/プロ野球仰天伝説140

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

就任会見で……


大洋・関根潤三監督


 1980年限りで巨人の監督を退任し、いわゆる“浪人生活”に入った長嶋茂雄。ただ、その人気はまだ絶大だ。こうなると「巨人がダメならウチの監督にどうぞ」と他球団からのラブコールも熱くなった。

 一番熱心だったのが大洋だ。81年9月に早くも長嶋招へい宣言。その後、長嶋から色よい返事がないと、長嶋と親交が深い関根潤三が3年契約で監督になったが、就任会見で「僕は、長嶋君が大洋に来るなら、いつでも監督をお譲りします」ときっぱり言ってしまった。

 しかも、その後の戦いの中でも、関根監督の口グセが「90番(長嶋の巨人監督時代の背番号)が来たら、いいチームになるんだけどね」。これではファンもしらける。

 結局、長嶋招へいはならず、関根は3年契約を5位、3位、6位で終え、84年限りで退任した。長嶋の浪人生活は92年まで12年間、続くことになる。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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