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都市対抗大会2次予選リポート

武田久の助言を胸に若きエースへと成長した日本通運・生田目翼/JABA公式サポ・豊島わかなの熱視線!

 

第89回都市対抗野球大会の2次予選が全国各地で行われている。週刊ベースボールONLINEでは、都市対抗2次予選にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA×グラゼニ社会人野球公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は豊島わかなさんです。

「自分が投げる試合はすべて勝つ」


日本通運・生田目翼


 6月2日、都市対抗野球南関東大会第1代表決勝トーナメント準決勝の新日鐵住金かずさマジックとの一戦(県営大宮)で、入社後初の完封勝利を収めた日本通運・生田目翼投手。藪宏明監督は「大舞台で投げたことが生田目自身の成長につながった。その結果、チームの目指す“守りで勝つ”という野球ができて良かった」と試合後に生田目投手を称賛していました。

 監督の言葉に対し、「やはりうれしいですね。期待に応えられるよう練習を重ねたいです」と笑顔を見せてくれた生田目投手。5日の第2代表決定戦のJFE東日本戦(県営大宮)で再び先発し、8回無失点でチームを都市対抗本戦へと導いた姿は、まさに日本通運の若きエースでした。

「今日は初回から全力で攻めることができた。予想以上のピッチングができて自分自身でも成長を感じました。疲れは少しありましたが、自分の後ろにも投手がいるので安心して投げることができました」と試合を振り返っていました。

 今季、北海道日本ハムファイターズから移籍した武田久投手から受けた投球フォームのアドバイスなどを参考にして、変化球の制球力アップを目論み、ストライクを取ることに重点を置いて練習を重ねてきたそうです。

 自身2度目となる都市対抗本戦は「自分が投げる試合はすべて勝つことが目標」と力強く話していました。

「今後は完投できる投手になりたい。本戦までにさらにスタミナをつけて備えていきたい」と熱い思いを語る姿は、日本通運野球部を引っ張っていくたくましさ感じました。

公式サポーター日本野球連盟YouTubeチャンネル

PROFILE

左から成田沙耶加さん、豊島わかなさん、田中優美さん/写真=矢野寿明



なりた・さやか●1990年7月30日生まれ。山梨県出身。ニックネームは「さやくま」。野球観戦歴は家族の影響で幼少時から。趣味は料理とスポーツ観戦、特技は健康食作り。

とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん」。野球観戦歴は小学生のころから。趣味は暗記、特技は歴史に詳しいこと。

たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。野球観戦歴は高校1年生のころから。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。
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