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2018セ・リーグ6球団の四番事情は?【シーズン中盤編】

 

優勝するためには、そこが十分に機能していなければいけない。チームの命運を握る存在である四番。シーズンも中盤を迎えているが、果たして各球団、打線の要がどのような働きぶりを見せているのか。セ・リーグ6球団の四番事情を見ていこう。

読売ジャイアンツ



 開幕は中日から移籍の昨季セ・リーグ本塁打王であるA.ゲレーロが座ったが、コンスタントに安打は出るものの、欲しいときに一本が出ず。序盤戦の陽岱鋼骨折離脱に伴い、坂本勇人が三番から一番へ配置換えとなったことで自動的に打順が一つ繰り上がり、その後、30試合でC.マギーが打った。この間、相手投手が右の場合にはマギーがベンチに下がり、代打の切り札としてベンチに控えていた阿部慎之助が四番・一塁でラインアップに名を連ねることも。交流戦開幕後は6月2日のオリックス戦(京セラドーム)から高卒4年目の岡本和真が抜擢され、第89代四番に。以降、3割を超える打率をキープするなど、待望の生え抜き右の大砲が誕生した。

広島カープ



 4月には下半身の張りで先発を外れることが多かった鈴木誠也が4月末から四番に復帰、その後は1試合外れただけで、ずっと四番を務めている。5月23日時点では.234だった打率も、5月末から上向き、現在は3割前後まで上げてきた。最近は、内角の難しいボールを、うまく左ヒジを抜きながらのボディーターンでスタンドに運ぶ、鈴木ならではの高等技術でのホームランが目立ち、好調を維持していることがうかがえる。

東京ヤクルトスワローズ



 開幕当初は「つなぐ四番」として7年ぶり古巣復帰の青木宣親が座って話題となったが、現在は主砲のバレンティンに落ち着いている。交流戦では予想外(?)の快進撃を見せ、勝率1位を確定。負け越しは最終カードの日本ハム戦のみだった。17試合で21安打、13打点、打率.313の青木宣親、同じく10試合で16安打、3打点、打率.400と好調な川端慎吾と、打者が前を打つ効果もあり、バレンティンは17試合で18安打、4本塁打、13打点と大暴れを見せた。この勢いが再開するペナントレースでも続けば、ヤクルトは他球団を脅かす存在となりそうだ。

横浜DeNAベイスターズ



 開幕時点では2017年打撃2冠(打点王、最多打点)のロペスが座っていたが、開幕から今一つエンジンのかからない大砲への起爆剤として、5月15日の試合から筒香嘉智が四番で起用されている。春季キャンプから新フォームを試すなど、新しいチャレンジをしてきた筒香だが、試行錯誤する過程で徐々に去年の打撃フォームに近づいていった。そして、ほぼこれまでに近い形に戻った5月18日からの巨人戦3連戦(東京ドーム)で5発のアーチを放って完全覚醒。本塁打王となった2年前を彷彿とさせる爆発力を取り戻していたが、6月15日のオリックス戦(京セラドーム)から背中の張りで欠場が続く。その間は宮崎敏郎が代役を務めている。

阪神タイガース



 新助っ人四番のロサリオの大ブレーキにより、5月後半から糸井嘉男が四番の座に就くことになった。四番を打ってからも三番時代と変わらず打率3割台、長打率4割台半ばをキープ。打点に関しては6月16日現在、15試合で12打点を挙げて打率は.333、三番では39試合で20打点だったから、数字を比べるとクラッチヒッターぶりは四番に入ったことでさらにアップしている。犠飛の数も増えており、頼りがいのある四番が誕生していると言えるだろう。

中日ドラゴンズ


中日・ビシエド


 アメリカでの市民権所得のために一時帰国してチームを離れていたが、この間以外は開幕からビシエドが四番を務める。6月17日現在、10本塁打、41打点は他球団の四番に比べると物足りなさは残るものの、穴の少ない計算の立つ四番だろう。ビシエド不在時、最初の試合はアルモンテが四番に座ったが、2試合目以降はモヤが7試合で務めた。この間、1本塁打、5打点ながら打率は.393とハイアベレージ。爆発力のある両助っ人が控えている。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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