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週間記録室

ヤクルト・青木が先頭打者ランニング弾(週間記録室/6月12日〜6月17日)

 

熱戦の続くプロ野球、6月12日から17日の期間で出た主な記録をピックアップする。

ヤクルト・青木宣親が史上最年長の先頭打者ランニング弾


ホームイン後の青木


 6月14日の西武戦(メットライフ)で、1回表先頭打者として打席に入ったヤクルト青木宣親。西武・十亀剣の4球目をとらえた打球はセンターへの飛球となったが、名手・秋山翔吾が目測を誤りまさかの転倒。

 打球が後方に転々とする間、青木は一気にホームへかえり、ランニングホームランとした。青木はメジャーでは12年のブリュワーズ時代に1本あるが、日本では初のランニング弾だ。

 初回先頭打者ランニングホームランは14年、ロッテ荻野貴司以来で史上9人目。36歳6カ月は史上最年長である。

オリックスの対広島連敗が9でストップ


 6月12日の広島戦(京セラドーム)でオリックスが4対1と勝利。対広島の連敗を9で止めた。前回の勝利は4年前の2014年6月9日。

ソフトバンク交流戦最速200勝到達


 6月13日の巨人戦(ヤフオクドーム)でソフトバンクが4対2と勝利。12球団最速の交流戦200勝となった。

西武・今井初登板初先発勝利


 2年目の西武・今井達也が6月13日のヤクルト戦(メットライフ)でプロ初登板初先発。6回を5安打1失点で勝利投手となった。今井は16年夏、作新学院高のエースとして甲子園優勝投手となっているが、過去西武の初登板初先発初勝利は、同じく横浜高で夏の甲子園優勝投手(98年)となっている99年の新人・松坂大輔(現中日)以来。なお、2リーグ制後、プロ初登板で勝利投手になった甲子園優勝投手は7人目。高卒に限ると、これも松坂以来19年ぶりなる。

楽天・岸が交流戦20勝


 6月14日の中日戦(楽天生命パーク)で楽天の岸孝之が8回無失点で今季6勝目。これで交流戦通算20勝とした。交流戦最多勝は、巨人・杉内俊哉の26勝。岸は9位となる。

日本ハムの宮西300HP&中島200犠打達成


 6月15日のヤクルト戦(札幌ドーム)で日本ハムは11対4で勝利を飾ったが、この日、節目の記録が2つ生まれた。1つは7回に登板し1イニングを無失点に抑えた宮西尚生。その裏、チームが逆転し、今季2勝目を飾り、通算のホールドポイントを300とした。これは巨人・山口鉄也に次ぐ史上2位。また、その逆転したイニングで中島卓也が無死一塁から犠打。これは通算200犠打だった。

巨人・菅野が11球団から勝利


 6月15日のロッテ戦(ZOZOマリン)で巨人の菅野智之が被安打6、無四球の完封で今季7勝目。ZOZOマリンでの無四球完封勝利は両リーグを通じ初でもある。菅野はこれまで対ロッテ0勝3敗で、これが初勝利。入団以来巨人の菅野にとっては、対戦可能な11球団すべてから勝利を飾ったことになる。

ヤクルトが交流戦最高勝率


 6月17日の日本ハム戦(札幌ドーム)でヤクルトが5対1と勝利。あと1試合を残し、球団初の交流戦最高勝率を決めた。

代役でプロ初勝利


 6月17日の西武戦(メットライフ)で中日の予告先発・松坂大輔が背中のけいれんを訴え、急きょ2年目の藤嶋健人が登板。6回2失点でプロ初勝利をマーク。予告先発に代わって先発しての勝利投手はのべ12人目。うち初勝利は史上4人目だった。

写真=BBM
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