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球団別オールタイム・ベストオーダー

横浜DeNAベイスターズ マシンガン打線に新たな“弾丸”/球団別オールタイム・ベストオーダー

 

80年を超えるプロ野球の歴史は、それぞれの球団、それぞれの監督や選手たちが紡いできたものだ。1人1チームを原則に、名将、名選手たちが時空を超えて集結。オールタイムの“優勝チーム”を探してみよう。

マシンガン打線の新たな“弾丸”


横浜・石井琢朗(左)、鈴木尚典


 長く暗い海に沈んでいた横浜大洋ホエールズが、横浜ベイスターズと改称したのが1993年。98年には38年ぶりのリーグ優勝、日本一に。DeNAとなったのは2012年で、16年に初のクライマックスシリーズ(CS)進出、翌17年にはシーズン2位からCSを制して19年ぶりに日本シリーズの舞台に立った。

 ベイスターズとしてのベストオーダーは、日本一イヤーの“マシンガン打線”に、新たな“弾丸”として現役の好打者が加わる強力打線だ。

【ベストオーダー】
監督・権藤博

一(遊)石井琢朗

二(中)波留敏夫

三(左)鈴木尚典

四(二)ロバート・ローズ

五(右)筒香嘉智

六(一)駒田徳広

七(三)宮崎敏郎

八(捕)谷繁元信

九(投)三浦大輔

 一番から四番までは日本一イヤーのまま。遊撃手で盗塁王4度の石井琢朗、中堅手で“バントをしない二番打者”波留敏夫のコンビに、左翼手で首位打者2度の鈴木尚典(鈴木尚)、二塁手でサイクル安打3度のローズが続く。

 日本一イヤーの五番は横浜で通算2000安打に到達した駒田徳広が最多だが、現役の筒香嘉智が一軍初先発を飾った五番打者として割って入った。16年の本塁打王でもある筒香が満塁策で敬遠されても、“満塁男”でもある駒田が六番で続けば相手チームにとっては厄介だろう。実際、駒田は96年までは六番が多かった。

 一塁は現役のロペスも巨人時代と合わせてゴールデン・グラブ3度の名手だが、駒田は同じ2チームで合わせて10度の受賞。17年の打点王でもあるロペスだが、守備でも駒田に軍配が上がる。

 日本一イヤー唯一の併用が六番・右翼の佐伯貴弘中根仁で、その右翼には筒香が入る。左翼が多い筒香だが、外野手に挑戦した12年に唯一、外野で守ったのが右翼だった。七番は17年に遅咲きの首位打者となった三塁手の宮崎敏郎。実際の経験を無視すれば、駒田こそ控えに回るが、五番からロペス、筒香、宮崎という現在のクリーンアップを、マシンガン打線のクリーンアップに続けるのもおもしろそうだ。

 優勝への貢献こそないが、三塁に外野もこなす金城龍彦は首位打者、三塁手の村田修一は本塁打王2度と、タイトルホルダーになった好打者もいる。タイトルはないが、遊撃や三塁で堅守を誇った進藤達哉は勝負強い打撃も魅力で、日本一に欠かせない職人だった。その98年にキャリア唯一のベストナインとなったのが谷繁元信。移籍した中日で通算試合出場のプロ野球記録を更新した名捕手が、再び司令塔を担う。

最強クローザーに異色の名将



 ここではベイスターズの象徴ともいうべき三浦大輔をエースに据えたが、日本一イヤーの活躍で三浦をしのぐスターターが野村弘樹(弘)、斎藤隆の左右両輪。ペナントレース、日本シリーズともに開幕投手を務めた川村丈夫は、のちにリリーフ陣“クアトロK”の一角を担った。

 リリーバーの充実は日本一イヤーも同様で、“ヒゲ魔神”五十嵐英樹ら、セットアッパーは多彩だ。いずれにしても投手陣は“大魔神”佐々木主浩へバトンを渡せば任務完了と言える。

 指揮を執るのは、誰にも似ていない独特な采配で日本一へと導いた権藤博監督。選手として酸いも甘いも噛み分け、投手コーチとしての実績も抜群なだけに、継投策の采配にも不安はない。強力打線が終盤にリードしていることも多そうだ。優勝、日本一ともに1度だけで、危なっかしさもあるものの、巨大戦力を撃ち抜くような勢いでは決して負けていない。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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