この年、途中から監督となったレオン監督。写真は別試合
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は7月6日だ。
いまだ完全に抜け出せたとは言えないが、3年連続最下位、3年連続勝率3割台のこの2002年から04年が
オリックス最悪の暗黒時代と言っていいだろう。
2003年7月6日は勝利を飾りながらも、そんな時代らしい節目(?)の試合となった。
対
日本ハム戦(初出は大阪ドームでしたが、実際はナゴヤドームでした)、オリックスは3回表に2点を先取されたが、その裏、
日高剛の一発で打線が目を覚ます。この回4安打1四球で一挙4点を奪って逆転。
その後も
谷佳知の2ラン、
塩崎真のソロなどで加点し、投げては初登板の新外国人選手
ジェイソン・フィリップスが7回3失点の好投で9対4で快勝した。
試合としては、さほど劇的ではないのだが、実はオリックス、これで悪夢の日曜日連敗を23でストップさせたのだ。
シーズン開幕後、
石毛宏典前監督の解任で監督に就任したレオン監督も「フィリップスがよかった。やっと日曜に勝ててほっとしている」と笑顔。オリックスが前回、日曜に勝ったのは2002年8月4日の
ロッテ戦以来だった(引き分け1をはさむ)。
写真=BBM