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増井は自己最多セーブが射程圏内!パ6球団のクローザー事情は?

 

シーズンも折り返し地点も過ぎたが各球団、クローザーはしっかりと機能しているのだろうか。チームに勝利を呼ぶ存在。守護神がしっかりと仕事を果たさなければ、優勝も遠ざかってしまう。パ・リーグ6球団のクローザー事情を見ていこう(記録は7月8日現在)。

オリックス・バファローズ



 抜群の安定感で9回のマウンドを守り続けている。150キロ超の直球に落差のあるフォークを操り、ここまでリーグトップの22セーブをマーク。5月2日からは19試合連続無失点を記録し、奪三振率10.71で防御率1.56の好成績を残している。「より打者と勝負できる」と、救援登板を志願し、日本ハムから移籍した右腕。メジャーに移籍した平野佳寿の穴を埋める活躍を見せ、目標に掲げる“自己最多40セーブ”も射程圏内にある。

千葉ロッテマリーンズ



“ガラスの右腕”がいまやカモメの絶対的クローザーとなっている。投げることさえできれば球界でも屈指のリリーバー。しかし、相次ぐケガに泣かされ、1年間フルに活躍したのは昨季が初めてだった。それが今季は開幕からフル回転。ここまでチームトップの38試合に登板し、球速以上の威力を誇るストレートと鋭く縦に落ちるスライダーでリーグ2位の20セーブをマーク。背番号21の登板が増えるほど、チームの上位進出が見えてくる。

福岡ソフトバンクホークス



“兄貴”譲りの気迫を見せている。絶対的守護神・サファテの故障離脱により抑えを任されているのが、サファテを兄のように慕う森唯斗だ。ルーキーイヤーから4年連続55試合以上登板を続け、今季も74試合消化時点で33試合に登板。サファテ同様、打者をねじ伏せるような力強い投球で、リーグ3位の17セーブをマークしている。“鉄腕ユイト”グッズも登場し、オールスターにも選出されるなど頼もしさも、注目度も増す右腕だが「打たれている試合も多いので、もう一回ギアを上げていかないといけない」と直近のふがいない投球を真摯に受け止めている。新守護神となるべく、後半戦も全力投球を誓う。

北海道日本ハムファイターズ


日本ハム・石川直也


 二転三転しながら、指揮官は若き4年目右腕に最終回のマウンドをふたたび託すことを決めた。6月30日の西武戦(札幌ドーム)からクローザーに石川直也を起用。7回は宮西尚生または鍵谷陽平、セットアッパーは助っ人のトンキンに任せて開幕前に描いていた新勝利の方程式で今後は戦う。石川直の不調でトンキン、さらには先発の有原航平を一時的に配置転換しながらも、チームの未来も見据えて大役を石川直に与えた。指揮官の期待に応えられるか──。背番号51が逆転Vのキーマンになりそうだ。

東北楽天ゴールデンイーグルス



 チームには3年連続30セーブ以上を挙げた絶対的守護神・松井裕樹がいたが、今季は一軍で防御率5.33、わずか2セーブ(7月8日現在)。不振にあえぎ、一時は二軍での再調整を余儀なくされた。代役のクローザーは来日2年目右腕のハーマンだ。チームの調子が上がらず、なかなかセーブ機会は訪れないが、ここまで8セーブをマークしている。防御率は6月以降、1点台をキープする安定感を見せている。昨季の登板過多の影響か、軒並み不振の救援陣の中で、圧倒的なピッチングだ。

埼玉西武ライオンズ


西武・カスティーヨ


 開幕当初、守護神を務めていたのは増田達至だが本調子からはほど遠く失点を重ね、リリーフ陣が再編されることなり、白羽の矢が立ったのは先発で5勝をマークしていた新外国人のカスティーヨだった。リリーフ経験があり、150キロを超えるストレートにチェンジアップを操る右腕。1イニングなら力で押し切れるという首脳陣の考えだが、6月22日、守護神としてのデビュー戦、対ロッテ(ZOZOマリン)で1失点。以後、不安定なピッチングが目につく。7月8日の楽天戦(楽天生命パーク)では2点リードの10回裏に登板も同点に追いつかれた。クローザー転向後、2勝をマークしているが、これはリードを守り切れず、直後に打線が勝ち越してくれたから。まだ、一抹の不安が残る。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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