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2018都市対抗リポート

セガサミー・森脇が都市対抗で完封勝利できた理由/JABA公式サポ・豊島わかなの熱視線!

 

7月13日から12日間、東京ドームで行われる第89回都市対抗野球大会。全国12地区の予選を勝ち抜いた32チームが出場する栄光の「黒獅子旗」をかけた社会人野球の祭典です。週刊ベースボールONLINEでは、都市対抗野球大会にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は豊島わかなさんです。

一球に集中して投げて


セガサミー・森脇亮介投手


 7月18日のNTT西日本戦で今大会初の12奪三振完封勝利を収めたセガサミーの森脇亮介投手。この快投の“秘訣”を聞くと、「バッテリーの喜多を信じて投げ抜いたことです。喜多の存在は心の支えになっています」と喜多亮太捕手への厚い信頼を語りました。

 森脇投手から絶大なる信頼を得ている喜多捕手は「ワッキー(森脇投手)主体のピッチングができるようにリードをしました。最初から良いストレートが投げられていた印象です」と笑顔で評価をしました。

 しかし、完封に至るまでには、苦労もあったようです。

 以前、森脇投手を取材した際、「苦しい時期があった」という話をされていました。昨シーズン、自分の持ち味はストレートだと分かっていながらも、変化球で打ち取る手法に甘えてしまい、本来の自分の持ち味であるキレの良いストレートが投げられなくなってしまった時期があったそうです。

「そのため、昨年のオフは自分のストレートを取り戻す練習を重ねました。思うように結果が出なくても吉井(憲治)コーチや初芝(清)監督が自分を信じて声をかけてくれました。予選も先発がしたい気持ちはあったが、そこで先発できなかったことで、逆に“やってやるぞ!”という気合いが入りました」

 気持ちの部分では、1つの結果に一喜一憂せず、一球に集中して投げることに努めたそうです。そのため試合中は比較的、楽しんで投げることができたと振り返っていました。

「次戦は強豪・Hondaを破ったJR四国。勢いがあるチームだと思うので、挑戦者の気分で挑みたいです」と次戦に向けて意気込みも十分です。

 チームと仲間を信じ抜き、ひたすら前を向き続けた森脇投手に今後も注目です!

公式サポーター日本野球連盟YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC26D0n0-QuxyIghG0WqbN0A

PROFILE

左から成田沙耶加さん、豊島わかなさん、田中優美さん/写真=BBM


なりた・さやか●1990年7月30日生まれ。山梨県出身。ニックネームは「さやくま」。野球観戦歴は家族の影響で幼少時から。趣味は料理とスポーツ観戦、特技は健康食作り。

とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん」。野球観戦歴は小学生のころから。趣味はラーメン屋巡り、特技は猫の爪切り。

たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。野球観戦歴は高校1年生のころから。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。
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