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セ・リーグ6球団“2013年ドライチ”の現在地は?

 

今年がプロ6年目のシーズン――。5年前にドラフト1位で入団した選手たちは、果たしてどのようなプロ野球人生を歩み、どのような選手としてチーム内で地位を確立しているのか。セ・リーグ6球団の“2013年ドライチ”の現在地は?

阪神タイガース



 5年前、多くのファンは沢村賞も受賞している若き大エースになっていると想像したはずだ。2012年、大阪桐蔭高のエースとして春夏連覇を遂げた藤浪晋太郎。4球団競合の末、阪神がクジを引き当て入団。1年目から10勝を挙げたが、それはセ・リーグでは阪神の江夏豊以来46年ぶりの快挙。その後の14、15年に11勝、14勝と順調にエースへの階段を登っていた。しかし、16年から制球難に苦しみ出し、17年は3勝のみと物足りない数字に。現在も投球フォームを変更してが調子自体は上がらず、二軍降格を繰り返し、苦しい時間を過ごしている状態だ。

読売ジャイアンツ



 2年越しで獲得した菅野智之(2011年ドラフトで日本ハムが交渉権獲得も拒否)が5年前のドライチで、期待どおりにエースに成長した。WBCで日の丸を背負って準決勝・アメリカ戦でも好投を見せた昨季は、17勝で最多勝、防御率1.59で最優秀投手賞を獲得し、初の沢村賞に輝くなど名実ともに日本ではNo.1の右腕だろう。今季は19試合登板時点で9勝と、2ケタ勝利を前に約1カ月白星から遠ざかるも、5完投3完封12QSはいずれもセ・リーグトップクラスでもちろん、今季もタイトル争いに絡む。

東京ヤクルトスワローズ



 同期入団で2位の小川泰弘がエース格にのし上がり、1位の石山泰稚も今季からクローザーとして存分に力を発揮している。この事実だけで、豊作年だったと断言できるはずだ。石山は1年目から60試合に登板するなど、セットアッパーとして存在感を発揮。球団ワーストとなる96敗を喫した昨季は自己最多となる66試合登板とフル回転を見せた。今季途中からクローザーに定着すると、交流戦では10試合連続無失点をマークするなど、絶対的守護神に。投手力が課題とされるヤクルトでは、まさに希望の光と呼べる活躍を見せている。

広島東洋カープ



 将来の主軸と期待される高橋大樹は、ファームの四番として、日々、実戦の中で打撃を磨いている。今季は8月11日現在、74試合で8本塁打、24打点、打率.278。長打だけでなく、打撃の安定度も増しつつある。本塁打はチームトップタイ、打率はリーグ3位だ。今季は一軍でプロ初安打もマークし、15打数ながら打率.333を記録した。右のパワーヒッターは外国人勢を含め、ライバルが多いが、一軍への力は着実に蓄えてきている。

中日ドラゴンズ



 慶大理工学部出身の福谷浩司。2014年にはセットアッパー、岩瀬仁紀の離脱後にはクローザーとして定着した。16年もクローザーを担ったが、たびたびの炎上で信頼を失い、それ以降は中継ぎに回っている。持ち味の速球は健在だが、コントロールの不安定さも相変わらず。今年は一軍と二軍を行ったり来たりで、投球にも波がある。ボールの威力は十分なだけに、制球面での課題を克服できればふたたび信頼も取り戻せるはずだが……。

横浜DeNAベイスターズ



 球団がDeNAに生まれ変わり初めて迎えたドラフトで1位指名されたのは、東都大学リーグで首位打者を獲得したのが駒大のスラッガー、白崎浩之だった。1年目から遊撃、三塁のレギュラー候補として期待されてきたが、なかなか結果を残すことができなかった。2017年には日本シリーズで本塁打を放つなど存在感を放ったが、今シーズンは開幕から二軍でのプレーが続き、7月に捕手の高城俊人とともに、伊藤光赤間謙との2対2トレードでオリックスへトレード移籍。新天地では一軍で起用され、Aクラス争いの中で貴重な戦力となっている。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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