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セ・リーグ6球団“2014年ドライチ”の現在地は?

 

今から5年前のドラフトで1位――。2014年に入団したドライチたちは、果たしてどのようなプロ野球人生を歩み、どのような選手としてチーム内で地位を確立しているのか。セ・リーグ6球団の“2014年ドライチ”の現在地は?

読売ジャイアンツ



 2年連続で規定打席に達した12球団で唯一の捕手で、昨年は第4回WBCで侍ジャパンのマスクも任された小林誠司だが、オールスター前後の1カ月の間、ベンチを温める日々を過ごした。首位を走る広島戦で大量失点を喫したためだが、とはいえ代わりにオーダーに名を連ねた新人の大城卓三、3年目の宇佐見真吾ではまだ力不足。7月後半から再び先発の機会を増やすと、27日の中日戦(東京ドーム)で山口俊とのバッテリーでノーヒットノーランを達成するなど、欠かせない戦力であることを証明している。

広島カープ



 ルーキーイヤー以来となるタイトルにも手が届きそうなところまできている。8月18日のDeNA戦(横浜)で今季13勝目を挙げた大瀬良大地。勝利数とともに防御率2.31もリーグトップを走る。2014年は2ケタ10勝を挙げ新人王に輝いたが、15、16年は先発で結果を残せず、中継ぎに回ることも。それでも大瀬良には先発に対する強いこだわりがあった。そして17年、再び自分の居場所を取り戻した。小さいころから「試合の責任の7、8割は先発にある」と教えられてきたという大瀬良。今季はその責任を十分に果たしている。

阪神タイガース



 将来の左腕エースとして期待されて入団した岩貞。立ち上がりの制球の悪さを克服できずプロ入りから2年間、先発ローテーションに定着できなかった。しかし、3年目の2016年にプレートの踏む位置を変えたことなどで制球力が増し10勝9敗の好成績を残した。17年は先発の軸として期待されたが、5勝10敗と期待外れのシーズンに。だが今季は制球力をさらにつけ5勝5敗と勝ち越せてはないが、防御率2.75と安定した投球内容で先発の軸として欠かせない存在になっている。

中日ドラゴンズ


中日・鈴木翔太


 昨季はプロ初勝利を含む5勝を挙げ、右のエース候補に名乗りを挙げた鈴木翔太だが、今春のキャンプも一軍の北谷組に参加し、オープン戦でもまずまずの結果を残していた。だがその後、コンディションを崩し、開幕一軍を逃すと、今も二軍暮らしが続いている。二軍でもストレートが走らず、さらに制球を乱すなどなかなか浮上のきっかけをつかめない。今年習得したチェンジアップを試しつつ、昨季のようなストレートを取り戻すために調整を続けている。

東京ヤクルトスワローズ



 ドラフトで大瀬良大地を外した後、「外れ1位」としてヤクルトに指名された。右ヒジの故障を引きずり、17年までの4シーズンでわずか33試合の登板にとどまり、期待を裏切る結果となった。同年途中に屋宜照悟との交換トレードで日本ハムへ移籍。同年は登板なしに終わるも、18年7月21日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で移籍後初登板初先発。5回を無安打無失点に抑える好投を見せ、移籍後初勝利をマークした。これをきっかけにして、これまでのうっぷんを晴らすような投球を続けられるか。

横浜DeNAベイスターズ



 日本生命出身の21歳右腕・柿田裕太は、即戦力候補の投手として大きな期待とともに2014年、ドラフト1位でDeNAに入団した。体全体を使った柔らかいフォームから140キロ中盤の微妙に変化する真っすぐを軸に変化球のコンビネーションが特長だったが、一軍で迎えたルーキーイヤーのキャンプで右ヒジを故障してしまう。右ヒジは完治するが、一軍での登板がないまま2017年シーズン末に戦力外通告を受け退団。昨年11月の12球団合同トライアウトに参加するが、再契約を打診する球団は現れなかった。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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