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パ・リーグ6球団“2014年ドライチ”の現在地は?

 

今から5年前のドラフトで1位――。2014年に入団したドライチたちは、果たしてどのようなプロ野球人生を歩み、どのような選手としてチーム内で地位を確立しているのか。パ・リーグ6球団の“2014年ドライチ”の現在地は?

埼玉西武ライオンズ



 プロ入り時から目指している「打てる捕手」への道を今季、本格的に歩み出している。5年目のシーズンは開幕から捕手としての出場機会が飛躍的に増えた。ここまで58試合にマスクをかぶり、主戦捕手として首脳陣から期待を受ける。捕手として出場しない試合ではDHに入り、主に五番として打線でも中心的な役割を担う。もちろん、捕手としては発展途上だが、試合で経験を積むごとに成長を果たしている。プロ野球界を代表する捕手へ――。その視界は良好だ。

北海道日本ハムファイターズ



 8月17日の西武との首位攻防の第1戦(メットライフ)、「七番・二塁」でスタメン出場した渡邉諒が2回の菊池雄星のスライダーを一閃。今シーズン第4号はチームに勢いを与える貴重な先制弾となった。プロ5年目の今シーズンは後半戦から一軍に定着し、スタメン出場も8試合(8月18日現在)。レギュラー不在のセカンドのポジション獲りに猛アピールを続けている。東海大甲府高時代は通算39本塁打をマークしたスラッガーも過去4年はケガに悩まされてきたが、5年目にしていよいよブレークの予感が漂う。「レギュラーを獲りたい」。横尾俊健、石井一成太田賢吾松本剛らとの次代を担う熾烈なセカンドのポジション争いが、渡邉の台頭で俄然面白くなってきた。

東北楽天ゴールデンイーグルス



 ドラフト会議では5球団(楽天、中日ソフトバンクDeNA、日本ハム)が競合した末、楽天に入団した。2年目からクローザーに転じると、3年連続30セーブ以上でその地位を固め、侍ジャパン入りも果たした。しかし今季は大スランプに陥り、救援失敗も多数。二軍再調整を余儀なくされた。クローザーからセットアッパーへと配置転換されるも、防御率は4点台とまだまだ本調子にはほど遠い状態が続く。最下位からの巻き返しを実現するためには、このサウスポーの復調が欠かせない。

千葉ロッテマリーンズ



 新人王を獲得した2014年のルーキーイヤーから3年連続2ケタ勝利をマーク。年々威力を増すストレートと必殺のシンカーを武器に17年WBCでは侍ジャパンのメンバーに名を連ねた。しかし、昨季はまさかの3勝止まり。屈辱を晴らすべく迎えた今季はストレートのキレを取り戻し、ここまで9勝と前半戦は先発ローテをけん引するも、7月31日の日本ハム戦(釧路)では右肩疲労の影響もあって1回持たずに11安打、10失点と大炎上。現在は調整中だが、終盤戦に向けて完全復活が待たれる。

福岡ソフトバンクホークス


ソフトバンク・加治屋蓮


 岩嵜翔サファテという絶対的な存在を欠くことになったリリーフ陣の中で、遅咲きのドライチ・加治屋蓮が輝きを放っている。8月19日現在、チーム最多の52試合に登板し、再編成を余儀なくされた勝利の方程式の一角を担う。昨季までは二軍から一軍に舞台を移すと自分の投球が影を潜めた。その間、続々と一軍で活躍を見せる同期たち。彼らの存在は加治屋にとって良い刺激になった。また、「ドライチ間違えたな」という周囲の声への反骨心も力に変えた。チームには8月7日、2016年に8回を任されていたスアレスが復帰。ようやくつかんだポジションを失わないためにも、これまで以上に1試合1試合、懸命に腕を振る。

オリックス・バファローズ



 救援要員として開幕を迎え、敗戦処理や同点時に登板も、安定した投球で勝ち継投の一角に。主に“7回”にマウンドに上がり、長身から投げ下ろす角度のある直球で凡打の山を築いた。イニング途中の登板や回またぎも辞さず、8月19日時点で49試合に登板とフル稼働し、欠かせぬ存在だったが、登板過多となると痛打を浴びるシーンも。「一将でやられたら仕方ない」と福良淳一監督の信頼も厚いが、不振と疲労を考慮され、8月2日に登録抹消。シーズン最終盤に再びブルペンを支えたい。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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