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セ・リーグ6球団“ドラフト2位”の現在地は?

 

ドライチの影に隠れがちだが、チームの高い評価と期待に変わりはない。即戦力として、未来の担い手として、どうプロの歩みを進めているのか。パ・リーグ6球団の2018年ドラフト2位選手の現状を見ていこう。

阪神タイガース



 左肩の筋力が少し弱いということは、入団当初から分かっていた。ただ、持ち合わせているボールのキレや質は抜群で、金本監督は用心をしながらも4月11日(甲子園)での広島戦に一軍先発デビューをさせる。すると7回を2安打無失点の素晴らしい内容でプロ初勝利を挙げた。そこから6月10日まで間隔を空けながら先発をして2勝3敗。新人としてはまずまずの出来も。それ以降左肩のコンディション状態が上がらず、二軍で調整を続けている状況だ。

広島カープ


広島・山口翔


 広島のドラフト2位は、熊本工から入った高卒ルーキーの山口翔。伸びのあるストレートが魅力だが、将来、先発を任せられる投手として育てるため、まずはじっくりとプロとしての基礎体力をつけさせる方針で育成がなされている。このため、ファームでの実戦デビューは8月に入ってからとなった。初登板初先発は3回7失点と打ち込まれたが、2度目の登板では5回3失点とまずまず。これから実戦でどう力を発揮していくか。

読売ジャイアンツ



 安定したスローイングと強肩を評価され、春の宮崎1次キャンプから一軍に抜擢、2次の沖縄キャンプでも一軍に帯同したが、オープン戦期間を経てドラフト3位の大城卓三にとって代わられた。ともに社会人出身だが、大卒3年を経ての巨人入りだった大城はキャリア豊富で、開幕戦から安打を記録。その後も打撃面でも結果を残しつつ、先発マスクも増やしており、大きく水をあけられてしまった。岸田はここまで一軍昇格なし。現在は二軍でアピールを続ける日々だが、小林誠司、大城、宇佐見真吾とライバルは多い。

横浜DeNAベイスターズ



 開幕スタメンを勝ち取ると、シュアな打撃と俊足でリードオフマンを務めた。しかし、8月12日の阪神戦(横浜)で右足の甲外側に直撃する死球を受け骨折、現在は戦線を離脱している。全治までは1カ月半から2カ月かかる見込みで、今季中の復帰は微妙な状況だ。出場86試合、打率.251、5本塁打、21打点、15盗塁をマークし、チームメートでドラフト1位左腕、東克樹と新人王を争う活躍ぶりだっただけに、本人のみならずチームにとっても大きな痛手となってしまった。

東京ヤクルトスワローズ



 即戦力右腕と期待されたが、開幕一軍には入れなかった。一軍初昇格は6月に入ってからで、中継ぎを経て7月11日の巨人戦(神宮)でプロ初先発。この試合は3回途中6安打5失点とプロの洗礼を浴びる形に。それでも同20日の中日戦(神宮)では4対4の6回に2番手として登板。打者3人を無安打無失点に抑え、直後の勝ち越しによりプロ初勝利を手にした。西日本豪雨の被災地である広島市出身。「野球をやっていることが当たり前じゃないと、かみ締めてやりたい」と決意を語る。まずは中継ぎで結果を残し、再び先発のチャンスをつかむことができるか。

中日ドラゴンズ


中日・石川翔


 150キロのストレート、キレ味抜群のスライダーを携えて青藍泰斗高から入団した石川翔は、4月中旬に両足首三角骨除去手術を受けた。この時点で復帰まで3カ月を要すると診断が下されており、4月下旬に退院すると、順調にリハビリを続けて7月下旬にフリー打撃に登板するまで回復を見せた。対打者への投球は入団後初めてだったが、まとまった投球を披露。もともと高校生投手は将来性を見込んでの獲得で、じっくりと育てていく方針のため、この1年はプロ仕様の体作りがメーンに。勝負は来季以降だ。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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