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セ・リーグ6球団“2017年ドライチ”の現在地は?

 

勝負のプロ2年目――。昨年のドラフト1位で入団した選手たちは、大きな期待に応えられているのか、はたまた苦闘のただ中にいるのか。セ・リーグ6球団の“2017年ドライチ”の現状を見ていこう。

読売ジャイアンツ



 骨折による離脱があまりにも残念だった。吉川尚輝にとって実質的なデビューイヤーとなった今季は開幕から二塁手のレギュラーの座をつかむと、俊足と高い身体能力を生かした守備で、数字に残らぬ活躍も目立った。打撃面では序盤は苦戦。今季のドラフト5位・田中俊太に先発の座を奪われたこともあったが、7月8日の広島戦(東京ドーム)でスタメン復帰して以降は、打撃好調。同22日の広島戦(マツダ広島)では3号2ランを含む自己最多4安打を放ち、走っても11個の盗塁もマークするなど手応えを得ていたが……。8月1日のDeNA戦(横浜)の走塁中に左手を骨折。今季中の復帰を目指しているが、果たして。

阪神タイガース



 今季は、昨季三塁のゴールデン・グラブ賞を獲得した鳥谷敬を二塁にコンバートさせてまで、首脳陣が三塁のポジションで育成しようと試みていた大山悠輔。だが始まってみると右への強い打球を意識し過ぎたのか、打撃不振に。しかもなかなか調子が上がらずに三塁スタメンの座も奪われた。だが、後半に入り徐々に復調してきた。現在は「六番・三塁」でスタメンの座を取り戻している。9月に入り6試合連続安打も記録(9月8日現在)と好調だ。

横浜DeNAベイスターズ



 昨季は2ケタ勝利(10勝6敗)を挙げ、CS、日本シリーズでも好投。新人王こそ逃したが、新人特別賞に選ばれるなど充実のルーキーイヤーを過ごした。大きな期待とともに迎えた2年目の今季は、左肩の違和感を抱え開幕から出遅れてしまう。5月に初先発を果たしたが、ここまでの成績は14試合に登板して2勝5敗、防御率4.27と思うように勝ち星は伸ばせていない。持ち味である思い切りのよい腕の振りを取り戻し、Aクラス入りに望みをつなぐチームの勝利に貢献したいところだ。

広島カープ


広島・加藤拓也


 昨年はあわやノーヒットノーランのプロ初勝利で話題を振りまいた加藤拓也だが、今季はここまで一度も一軍に呼ばれないままだ。ファームでは主に先発で回り、開幕から3連勝と、昇格機会をうかがっていたが、シーズン後半に入って制球を乱す場面が目につくようになり、内容はむしろ悪化。リリーフでの起用が多くなり、やや苦しい状況に陥っている。9月9日現在、防御率5.02。投球回71回2/3で50四球の制球を立て直せるかがカギとなる。

中日ドラゴンズ



 今季、12球団で完封一番乗りだったのが2年目を迎えるドラ1右腕の柳裕也だ。4月10日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で2安打完封。星野仙一川上憲伸と同じ明大出身で、右腕エースの系譜を継ぐ者として、順調に成長していると思われた。しかし、その後は黒星が先行。6月1日の日本ハム戦(札幌ドーム)では2回途中6失点KOで、二軍に降格した。以降は一度も昇格することがなかったが、実戦で手応えは得ている。今月中の再昇格もありそうだ。

東京ヤクルトスワローズ


ヤクルト・寺島成輝


 楽天藤平尚真、広島・高橋昂也西武今井達也とともに「高校BIG4」と呼ばれたが、その中で唯一、一軍未勝利なのが寺島成輝だ。それでもファームで地道に力をつけている。今季一軍初登板となった7月1日の阪神戦(神宮)は2回6失点でマウンドを降りたが、ファームでは先発登板を重ねながら7勝(4敗)を挙げるなど、まずまずの成績を残している。プロ初勝利こそ同期の梅野雄吾に先を越されたが、焦ることなく飛躍のときを待つ。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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