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セ・リーグ6球団“2011年ドライチ”の現在地は?

 

中堅からベテランの域に差し掛かるプロ8年目のシーズン。2011年に入団したドライチたちは、果たしてどのようなプロ野球人生を歩み、どのような選手としてチーム内で地位を確立しているのか。セ・リーグ6球団の“2011年ドライチ”の現在地は?

東京ヤクルトスワローズ



 どれだけの人が、山田哲人が「外れ外れ1位」だったことを覚えているだろうか。それだけの活躍を見せている。2010年秋のドラフト会議で、ヤクルトは斎藤佑樹日本ハム)、塩見貴洋を抽選で外して山田哲を指名。ここでもオリックスと競合したことからも、評価の高さが分かるというものだ。のちの活躍は説明するまでもないだろう。2015、16年に2年連続トリプルスリーを達成。複数回の達成は史上初の快挙となった。今季もすでに30本塁打、30盗塁をクリアしており、打率も3割を大きく上回っている。3度目の栄誉は確実な情勢となっている。

読売ジャイアンツ



 新人年の開幕から先発ローテーション入りし、2年連続の2ケタ勝利(巨人では堀内恒夫以来)を挙げるなど、当初はスターターとして活躍。2014年からリリーバーに転向し、15年は36セーブ、翌16年は37セーブでタイトルを獲得した。しかし、昨季は右肩違和感などで11年の入団以降、初めて一軍登板なしに。今季は開幕から勝利の方程式入りし、負け数こそ多いものの49試合1勝6敗24ホールドと復活の年に。現在は再調整のために二軍調整中。

広島カープ



 ルーキーイヤーに8勝、以降、主に先発で活躍してきた福井優也だが、2015年の9勝をピークに、16年5勝、17年1勝、今年は9月22日まで勝ち星なしと成績は下降線をたどっている。今季も先発としての期待を受け、3度のチャンスをもらったが、いずれも生かせず。早大では斎藤佑樹(現日本ハム)と同期で競った右腕。最近ではファームでも中継ぎ起用となり、立場も厳しくなりつつあるが、何とかもうひと花さかせたいところだ。

阪神タイガース



 即戦力左腕として1年目は中継ぎで66試合に登板し、33ホールドの大活躍だった。その後は先発転向などがあり、1年目ほどの活躍はできずにいたが、その中で今季、シーズン開幕直前の3月14日に西武へトレード移籍に。4月12日のロッテ戦(ZOZOマリン)で先発して移籍後初勝利を挙げると、そのまま先発ローテーションに定着。10勝(4敗)をマークするなど西武の優勝争いに貢献している。

中日ドラゴンズ



 佛教大から入団し、2015、16年にはチームの勝ち頭に。エースと呼ばれた大野雄大だが、今季は苦しんでいる。6試合に登板して白星なし(3敗)。今季初登板初先発となった4月25日の巨人戦(前橋)では、まともにストライクが入らず4回5失点KO。4対20という歴史的大敗の一因となった。ウエスタン・リーグでは13試合に投げ防御率2.13と結果を残しているが、一軍では登板のたびに炎上を繰り返している。チームはCS進出へのわずかな望みに懸け、フル動員で臨むつもりだが、大野雄の出る幕は、果たして――。

横浜DeNAベイスターズ



 2010年秋のドラフトで1位指名されたのはJFE東日本の須田幸太。早大では斎藤佑樹と先発2本柱を形成した。社会人では都市対抗で若獅子賞(Hondaの補強選手)を受賞している。プロ入り後は1年目から先発として活躍。3年目には初完投、初完封勝利を挙げるも、以後、勝ち星に恵まれない時期が続く。2016年より本格的に中継ぎに転向し、この年は62試合に登板して5勝3敗23ホールドの働きで球団初のCS進出に貢献した。球速以上にキレを感じさせるスピンの効いた真っすぐが武器。ここ2年は登板数が減っているが、DeNAのブルペンを支える右腕の1人だ。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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