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セ・リーグ6球団“2016年ドライチ”の現在地は?

 

真価を問われる3年目――。2016年に入団したドライチたちは、チームの大きな期待に応えられているのか、はたまた苦闘のただ中にいるのか。セ・リーグ6球団の“2016年ドライチ”の現状を見ていこう。

広島カープ



 岡田明丈は、球威のある速球を武器にルーキーイヤーの半ばから先発ローテーションに定着。今季もほぼ1年間先発ローテを守り抜き、開幕から4連勝をマークするなど、9月30日現在で8勝と、先発の一角として活躍を見せた。ただ、ペナントレース後半戦はやや安定感を欠き、9月22日の阪神戦(マツダ広島)で乱調だったため、現在は二軍落ち。ポストシーズンでの先発は調整次第となっており、今後の登板機会でアピールしたいところ。

東京ヤクルトスワローズ



 2015年秋のドラフトで、ヤクルトは1位に高山俊を指名。阪神との一騎打ちとなり、真中満監督が見事に当たりクジをゲット……と思われたが、これが勘違いで高山は阪神へ。外れ1位にこの右腕が指名された。今季は開幕先発ローテに入りながら、白星なしの5連敗と苦しいスタートとなった。それでも二軍降格、中継ぎ転向を経てストレートの重要性を再認識。これにより得意のシュートも威力を発揮するようになった。8月に中継ぎで今季初勝利を手にすると、7月に先発復帰。8月は4試合に先発して3勝負けなしで、自身初の完封勝利も手にしている。いまや小川泰弘ブキャナンに並ぶ先発三本柱の一角と呼べる存在に。プロ3年目、その才能がようやく開花しようとしている。

阪神タイガース


阪神・高山俊


 2016年シーズン、開幕からスタメン出場を果たし、シーズン新人安打の球団記録となる135安打を放った高山俊。新人王も獲得し、阪神の中心選手になると見られていた。だが、17年は2年目のジンクスにはまり、成績を落とした。今季は開幕戦のスタメン一番打者として活躍が見込まれたが、打撃不振に陥った。6月までの打率が1割後半で二軍降格に。9月末まで一軍昇格なしの状態だった。糸井嘉男のケガによる登録抹消で、9月29日に再び一軍登録。残り試合をバットでアピールしていくはずだ。

横浜DeNAベイスターズ



 2016年に駒大から入団した今永昇太は1年目8勝、2年目11勝と順調に勝ち星を伸ばし、エースへの座を着実に歩んできた。さらなる飛躍が期待された今季だったが、左肩の故障で出遅れ、一軍合流後は持ち味であったボールのキレが戻ってこない。昨年まで空振りやファウルになっていた真っすぐが打者にとらえられ、さらに制球を乱すなど苦しんでいる(4勝10敗、防御率6.91、9月29日現在)。先発でKOを繰り返した後、シーズン終盤戦からは中継ぎで再調整している。

中日ドラゴンズ



 東海大相模高から入団し、今季は球団史上最年少で開幕投手を務めた。しかし、8月に左ヒジの違和感で離脱。いわゆる“ネズミ”が見つかり、9月4日に左ヒジ遊離軟骨除去手術を受けた。今季中の復帰の可能性はないが、すでにナゴヤ球場のトレーニング施設でリハビリを開始しており、キャッチボール開始までには約2カ月を要する見込み。来季、若き左腕の活躍なくしてチームの浮上はないことは本人も自覚している。「開幕までには」と、来春までに万全の状態で戻ってくることを誓った。

読売ジャイアンツ



 加入から3年、厳しいシーズンを過ごしている。新人年はデビューを初先発で飾るも、この試合で右ヒジに違和感を覚え、一軍出場はこの1試合のみ。2年目の昨季はリリーフに活路を求めるも、防御率5.67と安定感を欠いて戦力にはなり得ず。今季はここまで1度も一軍登板がない。二軍では再び先発にポジションを戻して18試合の登板で4勝0敗とイースタン・リーグ4連覇を飾ったチームに貢献したが、大卒3年目ということを考えれば物足りない。来季は後がない1年に。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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