11月13日、タマスタ筑後で12球団合同トライアウトが開催される。野球人生を懸けた勝負を繰り広げる戦力外選手たち。参加予定者の球歴を紹介する。


■プロフィル
名前：中井大介（なかい・だいすけ）
ポジション：内野手
生年月日：1989年11月27日（29歳）
身長・体重：183センチ88キロ
投打：右投右打
経歴：宇治山田商高−巨人08（高校生ドラフト3巡目）＝11年
2018成績：70試合 16安打 1本塁打 6打点 0盗塁 打率.186
　
　高校時代は投手も、プロ入り後に野手に専念。加入1、2年目にイースタン・リーグでそれぞれ98安打、95安打を放って頭角を現し、2年目（2009年）途中に一軍デビューを果たし、初安打、初本塁打も記録している。

　以降は一、二軍の昇降格を繰り返す生活となったが、徐々に一軍での出場数を増やし、13年に48試合の出場ながら打率.324を記録した。

　一軍に定着したのは高橋由伸監督となった16年以降。内野も外野もこなせるユーティリティープレーヤーで、かつ長打力のある打撃が評価され、17年はキャリアハイの90試合に出場。打率は.249にとどまったものの、57安打、5本塁打、15打点の成績を残し、9月26日のヤクルト戦で岩橋慶侍から球団通算1万号となるメモリアルアーチも放っている。

　今季も70試合に出場したが、打率が2割に満たずに戦力外に。「体も元気ですし、最後の最後までやり抜きたい」とトライアウトにかける。

写真＝BBM