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球界デキゴトロジー/12月9日

DeNA監督交渉破談の工藤公康が現役引退表明(2011年12月9日)

 

西武、ダイエー、巨人で頂点に立つなど、選手としても“優勝請負人”だった


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2011年12月9日だ。

 誕生したばかりのDeNAの新監督就任が直前で破談となっていた工藤公康がこの日、自身の公式ブログで現役引退を表明した。西武、ダイエー、巨人、横浜の4球団で活躍し、通算224勝を挙げている工藤は前年、西武を退団。トレーニングを続けながらメジャー挑戦を目指していたが、「何をしても肩のことが気になり、病院に行って注射を打っても痛みが引かない日々を過ごしていました」と、左肩痛が引退の要因であることを明かした。

 実働29年、3球団でチームを日本一に導いた名左腕がついにユニフォームを脱いだ。その後、3年間の評論家生活を経て、15年からソフトバンクの監督に。監督1年目、いきなり日本一に輝くと17年もリーグ優勝して日本シリーズを制覇。そして、今季はシーズン2位からクライマックスシリーズを勝ち抜き、“下克上日本一”を成し遂げた。

写真=BBM
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